あらすじ
大ヒットした「劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師」の原作「小説 落第忍者乱太郎 ドクタケ忍者隊 最強の軍師」に、本編では語られなかった“天鬼誕生までの謎の部分”を阪口和久先生が書き下ろした完全版。
表紙は尼子騒兵衛先生が本書のために描きおろした新イラスト。天鬼・山田伝蔵・山田利吉・雑渡昆奈門が並ぶ、洗練されたデザインの表紙です。
完全版刊行にあたり、阪口和久先生が新たに書き下ろしたエピソードのタイトルは「軍師の帰還 の段」に決定。行方不明になった土井半助がいかに天鬼に成ったのか。映画や復刻版小説では描かれていなかった一幕が綴られます。
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加筆と書き下ろしが良いです。
元の小説購入済です。新たに加筆書き下ろしありがとうございます。天鬼に会えるのはこれで最後なのか、と思うと寂しいですが新規書き下ろし含めて楽しませて貰いました。
Posted by ブクログ
分厚いわりに文字が大きいのと余白が多いので読み終わるのは速かった。
映画より登場人物が少ないし、タソガレドキの人達も乱太郎きり丸しんべぇと天鬼が対面する場面には出て来なかった。
5年生も鉢屋・竹谷・尾浜しか出て来ない。
やっぱり小説なので登場人物の心情がちゃんと書かれてのが良かった。そういう心の動きだったんだーと思うのと、伊作が不運でなければ6年生で一番技のキレがあるとか知らなったこと書いてて面白かったです。
一番印象が違ったのが仙蔵でした。
小説の仙蔵かっこよくて好きです。アニメだとどうしても厳禁のイメージが…
Posted by ブクログ
映画が面白かったから読んだ。
幼児向けアニメと思っていたけど、なかなか本格的な忍者小説で面白かった。「イケイケドンドーン」とかコミカルなところもあったけど、6年生の活躍が目立つ。
忍者道具の逆茂木とか専門的なものは欄外に挿絵と説明書きがある親切ぶり。
6年生の試験内容の近隣の城の城主の部屋に手紙を残すのなんかは、技量を試すだけでなく、近隣の城への圧力にもなっていて唸る。ほかにも櫛の歯のように同級生たちが欠けていく忍術学園の様子とか、1年生視点では見えないものも描かれてた。
映画はここからさらに利吉と雑渡の闘いや、一年は組の活躍、戦争によって貧しくなった民への救済などもう少し加えられたエピソードがあった。
小説も映画も一長あって良い作品。
6年生と5年生のキャラクターがよくわからなかったから、1年は組の子達みたいに人物紹介が欲しかったな。