【感想・ネタバレ】松坂大輔 怪物秘録のレビュー

あらすじ

怪物松坂大輔が語る栄光と挫折の野球人生!

「ボロボロになるまで野球をすることができました」
栄光の甲子園、
イチローとの対決、
MLBでの奮闘、
そして引退。
「平成の怪物」が野球人生のすべてを語る。

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Posted by ブクログ

松坂選手の甲子園の姿は個人的に最も印象に残っています。その時の思考などが詳細に書かれていてとても面白かったです。

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2025年11月07日

Posted by ブクログ

松坂大輔とは、同級生である。
とは言え、一般市民である私とは雲泥の差ではあるが、野球をしていない私ですら松坂世代と呼ばれてなんか、遠くの人には思えないでいた。
同じ時に生きてきた人間としては、私が遊んでいる頃にも必死に野球をやってきてたんだなというのがよく分かってたし。
子供の頃から勝って勝ち続けてきた人なんだと思った。私の子供が野球をやっているせいもあり、体験会でホームランを打ち、子供時代にも全国優勝しているなど、やっぱり生まれ持ったスター性も感じられる。何より一貫して自分を信じ続けた軌跡が奇跡のような甲子園につながっているんだと思う。
まるで会話をしているような文章なので、自伝に近い形で構成されている。
私にとってとても良い本でした。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

あの松坂大輔が野球人生を振り返る。特に後半の長い長いリハビリ生活。
野球マンガの豪速球を追い求めた永遠の野球少年。

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2025年09月20日

Posted by ブクログ

松坂大輔氏が自らの野球人生を振り返る自伝。松坂氏に関する本は数多く出版されていますが、その中でも本書が際立つのは本書を執筆したのが石田雄太氏である事だと思います。
石田氏はSports Graphic Numberに主に野球を対象として多くの記事を執筆されて来ました。松坂氏だけではなく、イチロー氏や桑田氏など数多くの選手の本を手掛けており、そのどれもが読み応えのある作品です。

本書を読んで不思議だったのは、松坂氏の野球キャリアを高校野球、NPB(西武ライオンズ時代)、MLB(ボストンレッドソックス)、そして再びNPB(ホークス→ドラゴンズ→ライオンズ)と時代を区切った時、読んでいてその時の松坂氏の姿が最も鮮明に思い出せるのが高校野球の時代だったことです。

高校野球では3年間という限られた時間で、甲子園で出場できるチャンスが限られている中、特に1998年夏の甲子園でのあまりに濃密で劇的な展開(PL学園との延長戦や、大逆転の明徳義塾戦、決勝でのノーヒットノーランなど)が印象に残った、という点は確かにあると思います。でもそれだけではなく、私自身がまだ20代後半の若い時だったから、より強く印象を受けたという事もあるかもしれません。

松坂氏の活躍が、ちょうど20代後半から30代にかけて、自分自身の社会人としてのキャリアと重ねながら読んでいるから、より松坂氏のその時々の言動や気持ちに共感できたのかもしれません。
特に本書後半で松坂氏が引退を決断するまで、度重なる故障とリハビリに耐えておられる様子は、若い時に出来たことが出来なくなってくる事を経験する最近の自分自身の経験とも重なり、ちょっと励まされるような気持ちになりました。

野球の神様にお願いごとを一つするとしたら、という問いに「どれだけ練習しても壊れない肩、肘が欲しい」との答えに対して、「技術的な事は与えられたら面白くない」という理由からは松坂氏の野球に対する姿勢が伺えますし、「投げられなくなるまで、投げられたから幸せものだ」という引退を決意した時の気持ちも、度重なる故障で思うように自分の体が動いてくれない葛藤に耐えておられる様子を本書を通じて知った後では、ずっしりと響くものがありました。

松坂氏の言葉や気持ちがより深く読者に届くのは著者の石田氏が過剰な脚色などを抑え、冷静に松坂氏の言葉や気持ちを描いているからではないかという気がします。

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2025年08月20日

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