あらすじ
御用人の佐藤欽之助は、妻を通して琴の稽古友達だった女から、夫の仕官の世話を頼まれる。その女が、かつて縁談を申し込んで断られた和枝であることを知った欽之助は、思いがけない行動で依頼を果たす……。著者の鋭い人間観察眼を際立たせている表題作の他に、後年の“職人もの”の先駆をなす「しぐれ傘」や“滑稽もの”の「竜と虎」など、初期の傑作12編を収める。
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Posted by ブクログ
12作の短篇集の内2作は初めての現代小説で時代小説との違いだけで無く作風が全く異なるものだと感じた。
全体的には、「風車」「癇癪料二十四万石」「驕れる千鶴」「大将首」など凛々しい武士の妻を表現した作品が多く、スッキリした読後感をもてた。
また、2作に「戦国の世に太閤は一人しか出なかった」という名言が出てきて心に残った。
Posted by ブクログ
御用人の佐藤欽之助は、妻を通して琴の稽古友達だった女から、夫の仕官の世話を頼まれる。その女が、かつて縁談を申し込んで断られた和枝であることを知った欽之助は、思いがけない行動で依頼を果たす……。
Posted by ブクログ
現代物2篇を含む短編集。時代物の方が良い。明快な筋書きで道徳の教科書に載ってもよさそうな作品。表題作の他、「大将首」「竜と虎」「やぶれ傘」が面白かった。11.6.18