あらすじ
炎上したけど祭りはないよ……!
夏休みも終わり、二学期が始まってから数日。
主人公の赤松勇樹(あかまつ・ゆうき)は例によって第二新聞部の部長・二階堂彩香(にかいどう・あやか)に叱責されていた。
「勇樹に必要なのは、心のアンテナを張り巡らせること。そして燃えるような情熱を持つこと!」
「……そういえば、なんか焦げくさくない?」
炎上ッ! 祭りやマーケティングじゃなくて、人生相談受付BOXそのものが焼失ッ!
必死で消火にあたった赤松を横目にスクープ写真をゲットした彩香は、この件を記事にすべく取材をはじめる。
一方、燃え残りを集めて作られた切り貼りの質問に答える、体育会系代表のいくみ、理系代表の梨乃(りの)、文系代表ふみの3人。当然、質問にも答えにもなるはずがなく……。
お悩み相談の舞台は学校から商店街へ! 報道、露出、売上、欲望、放火のこと……。twitterでも相談募集中! 超☆感動・人生相談3回目!!
いくみの憧れ、商店街のヒーロー・コガネン登場!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
合宿が終わっていつの間にか二学期に.
今回は相談ボックスが何者かに放火されて焼失してしまい
その犯人探しをする中でなんだかんだ.
なかなか面白かったよ.
人力嘘発見器はなんて羨ましい状況なんだ.
でもあんな状況だったら何を問われても反応してしまうわー.
で,田中ロミオ氏の読者層の年齢がちょっと高いのは仕方ないよ.
ロミオ氏の書く話はちょっぴりブラック風味が強くて
小学生には受け入れられにくい気がするんだ.
Posted by ブクログ
理系、文系、体育会系の違い+個性で、よくここまで、面白いセリフで、一冊書けるな〜と、いつもながらに感動する。
秘密結社HHHの正体は想像ついたけど、まあ面白く。
なんか今回はちょい下ネタが多かったなー。
サービスシーンも女の子だけのからみじゃなく、主人公と女の子のからみが多かったなー。読者の意見の反映なのか?
ボックスが燃えて相談内容が虫食いとか、スーパーの意見コーナーや電信柱のペット探してますポスターに返事するとか。脱マンネリ♪
女子高生にモテる五カ条のトークとかひどすぎるんだけど、そこからさらに話題広げていくとかw
大声で叫べば伝わるとか、目を見て嘘を見抜くとか(主人公においしいシーンあり)楽しいね。
少年向けって、あきらかに「読者サービス」という場面がよくあるんだけど、ストーリーの中で無理ないし、楽しいんだよねー!
そういうの、少女向けでも取り入れていかねばね。
ギャグで押していく作品だけど、これは普段からのギャグセンスがなければできないから、わたしには無理だなぁ……。独特のものの見方も必要だしなあ~
コメディが流行ってるから、おもしろいものを書きたいんだけど、わたしらしい面白さを考えていきたいなぁ。
Posted by ブクログ
人生相談ライトノベルも既に第3章。ここまでくると虎舞竜でいうところの『ロード』に通ずる貫禄ようなモノが出てきた感ある。………………ロードって13章まであるんですね……!