あらすじ
辺境の子爵令嬢シェリル・スタンリーは、
厳格な祖母に似た真面目な性格、地味な見た目から
華やかで愛想もいい妹と差別されて育てられた。
その上、妹が男遊びで授かった赤ん坊を
自身の実子とされ「未婚で子を持つふしだらな令嬢」と不名誉な噂まで流されてしまう。
しかし、シェリルは妹の子・アルビーをたいそうかわいがり、自分が祖母たちから受けたような大きな愛情をかけ、領地の片隅で質素ながら幸せに暮らしていた。
そんなある日、王国騎士団の副団長を務め
名高い貴族の血統であるジークヴァルト・バトラー侯爵から、婚約の申し出を受ける。
女嫌いとも噂される侯爵がシェリルに持ち掛けた、婚約における「契約」とは…!?
※この作品は『PRIMO Vol.46』に収録されています。重複購入にご注意下さい。
感情タグBEST3
安定安心案の定
なにもかも定番路線の今作品は、読んでいて、安定安心案の定な滑り出し。心の和むスープのようなほっこり感が得られます。
味変要素になりそうな定番の妹令嬢が、どんなやらかしをするかで変哲のない作品に終わるか、否かが変わるのでしょうが、美味しければ(変哲がなくとも)いいんじゃねーと思います。
可愛くて面白いです♪
はじまりは家族や嫁ぎ先からの酷い扱い、というテンプレかもですが、主人公のシェリルが性格が良くて、読んでいて気持ちがいいです。そして何よりの目玉は、、子どものアルビー君がめちゃくちゃ可愛い♡餅ほっぺや行動の色々、癒されまくります。どうやって侯爵様から溺愛されていくのか、その過程も含めて楽しみです。