あらすじ
平均寿命の長い女性は、男性よりも多く相続を経験する可能性が高い。とかく現実逃避しがちな夫をこの問題にどう関わらせるか。陥りやすい相続のワナとは何か。不動産などの分割しにくい遺産が残されたとき、介護に絡むお金、子供のいない夫婦の相続など、税理士として数々の〈揉める案件〉に関わってきた著者が、大金持ちでも、特別欲深い人たちでもなく、ごく普通の人々の実例を紹介。老後の人生設計に欠かせない賢い相続対策の決定版。
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Posted by ブクログ
2025/04/07
p.9
相続が大変なのは、「勘定」と「感情」が複雑にからみあうからです。お金と気持ちの「カンジョウ」が問題なのです。決してダジャレではありません。
全財産を洗い出して、適正に分配することの困難さ→「勘定」と、思い込みとわだかまりを互いに認識して、関係者全員の人間関係を悪化させないように苦心すること→「感情」のダブルパンチがとんでもなく大きいですね。
いつでも相続を開始できるように、自分の財産だけでも少しずつ一覧化してみようっと。
2020/01/12
p.59 夫から渡される少ない家計費を、がんばってやりくりした結果、貯めることに成功したへそくりが、なぜ夫のものなのよ!と思うことは当然のこと。しかし、法律上は少々違うのです。
→専業主婦の場合、へそくりは夫の財産として相続の対象となるそうです。妻の財産として認めてもらうには契約書を作って、贈与として確定申告する必要があるそうです。なるほどね~。
Posted by ブクログ
民法の延長で読む。財産がないから、面倒だから、理由はなんでもよいが、普通の人は相続について結構行動に動かない。
実は、誰にもかかってきて、しかもトラブルがないほうが珍しいのが相続だ。最新のをなるべく読み、遺言書をかいたりと、大事だなあ、子供がいなければ、余計に…しみじみ〜。