あらすじ
いよいよ甲子園決勝、岡添(おかぞえ)監督が率いる京陽森岡と対決する鷲ノ森高校。京陽森岡のエース・江崎(えざき)に、ペースを崩されて苦戦を強いられる鷲ノ森は、サヨナラ勝ちされそうになるが1ミリの攻防でピンチを脱する。クロカンこと黒木竜次(くろき・りゅうじ)は、キャプテン・備前(びぜん)にすべてを託して……!? 優勝するのはどちらだ!? 「こっからは頭 空っぽ…、バカでいこうぜ…」――。血と汗と涙のクロカン野球、感動の完結!!
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Posted by ブクログ
野球漫画の傑作と名高くずっと読みたかったのをやっと読んだ。噂に違わずめちゃくちゃ面白い。黒木監督が魅力的で、試合もすっごく面白い。鷲の森高校の1年目は坂本というプロ級の天才ピッチャーが現れて、でないと甲子園に至るリアリティが出ないかもしれないけど、ちょっと白けるところでもある。しかし坂本が卒業してからは本当に天才ではない選手たちが努力で実力を身につけていく様子が描かれる。そんな彼らが甲子園に苦労して出場して、もういつ負けても十分すぎるほどの活躍をして、もういいよと思いながらも、できれば勝って欲しいみたいな、こっちの気持ちも揺れ動く。素晴らしかった。