【感想・ネタバレ】ふたりのテーブル（２）のレビュー

いちのへ瑠美

マイペースな青年・一智（かずとも）との同居生活も半年が過ぎ、中学1年生の春を迎えたわかば。一智とテーブルで向かい合ってごはんを食べる毎日がしあわせだったのに、急に一智のことを意識し始めてしまって……！？ ドキドキしたり、胸がぎゅうっと痛くなったり……。はじめての気持ちにとまどうわかばだけど……！？ ピュア同居ストーリー、感動の完結巻！！ 描き下ろし4コマ＆スペシャルショートも収録！！

[ぽぽぽん · ★★★★★]

一智さんのいい人ぶりが光ってました。過去も話せて安心出来、一緒に暮らして幸せを感じられる人と出会えるというのは、虐待のトラウマを抱えている一智さんにとって、余計にかけがえのないもののはず。それでも、若葉ちゃんの幸せを願って、保護者の立場から離れる決断をしたのはすごいです。そして、きちんと、大人の女性としての気持ちを伝え続けた若葉ちゃんも偉い。　
　二人とも、一人ぼっちで淋しい過去を心に刻んだものどうし、恋愛を通り越して、離れることの出来ない家族愛にいってしまったんでしょうね。あまあまの恋愛ものを読みたい方は物足りないかもしれませんが、こういう形のハッピーエンドは真面目でピュアで良いと思います。

[ブクログ · ★★★☆☆]

最終巻。中学生になったわかば。最終的には、しあわせにするって一智は言ってくれたけど、それがわかばと同じ気持ちなのか判断つかなかった。結局、家族愛な気がしてならない。