【感想・ネタバレ】魔女と黒猫 家庭教師をしたら高慢な姫様に懐かれましたのレビュー

あらすじ

魔女(妻)と黒猫(夫)のお仕事とは?

この世界では、魔術を研究する女性のことを「魔女」と呼ぶ。そして、旅する魔女アン・ドーシーは、百体の悪魔と契約してその力を使うという「悪魔喰いの賢者」――大魔道士クロムウェル・ドーシーの一番弟子だ。
国際魔術協会からの要請で、プロメリア王国の第三王女エリカの教育係として派遣されたアンは、使い魔の黒猫ルドを肩にのせ、王宮内に足を踏み入れる。ちなみにルドは人語を喋る猫で、アン曰く「夫です」。冗談ではなく、真面目な話だ。ルドは呪いをかけられて猫の姿になっているが、真実、アン最愛の旦那様なのである。
さて、プロメリア王国の王子王女にとって、教育係は重要な権威の象徴で、どれほど質の良い人材をどれほど多く抱えるかで王族の中での立場が決まる。しかし問題のエリカは、その頭の良さと性格のキツさと乱暴ぶりで、これまでありとあらゆる教育係を累計百人もクビにしてきた問題アリの王女だ。ついに百一人目として派遣されたアンも、最初はエリカの塩対応に晒されるが、それを上回るアン自身の変人ぶり(本人に自覚なし)で徐々に高慢姫の心を溶かし、意外にもすっかり懐かれてしまうが……。胸躍る傑作西洋風ファンタジー!

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Posted by ブクログ

 ノラとと!フリーレン!以上です!

 ———では短すぎるので、もう少し。
 有能な主人公(特に女性が活躍するお話)が好きな人にはぶっ刺さりの面白さだとお勧め致します。アンさんにはコンビニで「しゃーせー」とお出迎えしてもらいたいですね。それかミミックに頭からかぶりつかれて「暗いよ〜怖いよ〜」ですね。

 黒猫と魔女という要素だけでも好きな人はいそうですが、セリフの軽快さとラブコメの微笑ましさ、民俗学の教養が深い内容など、さまざまに楽しめる魅力があります。一度読んでみてくださいまし。




 ※
 以下、ネタバレを含みます。感想兼個人的雑記です。
 時間の許す方のみお付き合いください。





・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・







 キスで!猫になる!魔法!
 エロ本暖めますか?いえ、すぐなんで。お盛んですね。野良猫ハート!!!ネコのお考え。カニコロの闇は深い!

 もー、どんぴしゃノラととでした。笑
 最強の魔法使いの無双っぷりが気持ちいいのもフリーレンで見慣れた爽快感を楽しめます。

 頭の中、トリニティブラッドのクルースニクや、ロザバンの裏モカさんであったり、いろいろアツいサントラが鳴り響いておりました……。
 魔王様がアンさんを溺愛していて、ルドさんと同じ身体に宿ることで、眼差しも独占し、感触も楽しめるし、キスもできるとか、純愛なのに、背徳的なNTRじみた色気もあって、少女漫画スキーにはぶっささりでした。
 罵り合いながらも愛の告白を繰り返すアンさんとルドさんの微笑ましさもかわいくって仕方ない。笑 こちらも少女漫画あるあるです。

 神話に則った社交会の礼儀というのも、歴史で神話を学ばなくなった戦後日本では馴染みがないかもしれませんが、世界では己の国の神話というのは文化や心と一つになって分かち難いものなのです。
 女装した男性ならば神に月の音色を届けてもよいとされる件は、ヤマトタケルが女装して権力を身につけた経緯に似ていて、おもしれーと思いました。

 
 あとは、敵になった下等悪魔も、マーガレット姫に恋してしまった経緯は、なんとも儚くて、胸に迫るときめきがありました。たった一つの願いを叶えることと、その人の心を癒すことは、また別なのだと。けれど、グレーゾーンを許さない、悪魔という、唯一神との対決を運命づけられたデュアリズムの存在は、どうしても、たった一つのことしか表現できないのだと、哀れを催しました。やり方は間違っていても、それしか彼には出来ないから……決して、無意味ではなかった、たしかに尊い愛だったと思えます。
 たまたまそれがアンさんの不都合となり、アンさんを守るために力を貸した魔王が、たまたま悪魔より強かっただけのこと。善悪ではなく、力の多寡と、偶然の結果に過ぎないのです。トゥキディティスの『戦記』によろしく、メロス島の件そのものです。大国が小国を襲うのは、大義への冒涜てはなく、ただの力の多寡の結果に過ぎない、と。そうしなければ別の大国に侮られ、結果としてより大きな災いを招いてしまうから。力ある者であることを見せつけて、未然に争いを防ぐためには、己より弱い者に情けを見せることはできない、と。ゆえに勝った私が正しいのではなく、敗れたあなたが間違っていたのでもない、ただの結果に過ぎないのだ、と。


 んー、ほんと、何度でも読み返したい、素晴らしいお話です!続きも読みます!


 以下、個人的脳内劇場配役紹介です。敬称略。
 全員分ではございません。



 アン:種崎敦美   ルド(魔王):寺島拓篤

 エリカ:高森奈津美 




 他の皆さまは適宜、という感じです。
 完全にノラととです。明日原さんとフリーレンさん。パトリシア皇女です。笑
 寺島さんに関しましては、姿を変える魔物という点で、三上悟・リムルテンペストから連想しました。魔王といえば湊斗景明さんですね。え?景明さんは石川ゆうすけさんでしょって?そこは魂の兄弟ということでどうかおひとつ。

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2026年02月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

楽しかった。可愛かったぁ。
ルドとアンの「可愛い」「かっこいい」「大好き」「愛し
てる」の会話が可愛かった。どの作品とは言わないが、
あの作品のように、そういうやり取りを延々に読まされ
る事はなく、良い塩梅で可愛いと思える頻度が良かった。
高慢なお姫様のエリカは、その態度にも実は大きな理由
があって、素は捻くれているもののツンデレで、好奇心
旺盛で努力家の可愛い女の子だった。
続きものかと思ったら、そうじゃない?
この後もアンとルドの旅は続き、いずれルドが人間の形
を取り戻すのだろうとハッピーエンドを想像はできるけ
ど、もう少し読みたかった。

0
2025年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全体にキャラのぶっ飛びっぷりがマイルド(同作者さん比)だけど、ローズ姫はすごく宮野先生でした。そうそうこれこれ!となった。

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2025年12月04日

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