あらすじ
新生徒会メンバー説得も残すところあと二人。上巻では一枚もイラストの無かった日守東子とラスボス雰囲気漂う火神北斗。杉崎を応援しつつ、期待を膨らませるのはやっぱりアノ人の出番! ジェノさんとかじゃないよ。
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Posted by ブクログ
あぁ……もう、本当に杉崎がまっすぐで眩しすぎる下巻でした。以前もレビューに書いたような気がしますが、葵せきな先生はある意味凄くリアリストな一面を持っていると思います。ハーレムなんて現代では到底受け入れてもらえなさそうな恋愛模様が主軸なのに、その現実をこうも嫌な形で思い知らせてくるのが流石だと思います。
日守ちゃんの外見と内面問題、頭ひとつ以上飛び抜けて美しいからこその悩みや寂しさを普通側の私にも共感できるように伝えてくる心理描写や言語化能力はやはり尊敬に値するなぁと読み返すたびに感じますね。
杉崎だってただの高校生で、好きな女の子のためにできることが限られてる状況で精一杯の努力をする。それを応援してやりたいと、新生徒会メンバーも力を貸す。ヒーロー気取りの集団、というより杉崎の自己犠牲精神が良い意味で伝染していくんだろうなと思います。彼の自己犠牲精神は、どこまで行っても優しさからきていますからね。
最後みんなが笑ってくれて、我らが絶対会長も来てくれて、なんだか私まで泣きそうになりました。