あらすじ
2050年、日本の上場企業数は半減する。「シナジー」幻想を捨て、総合商社を再評価したバフェットの投資哲学に、価値を創出する多角経営を学べ!
再生コンサルを専門とする著者が、巨大企業隆盛の時代に、間違った「選択と集中」ではなく、正しく企業を成長させる方策を提示する。
コングロマリットは、本質的に、株価やビジネスを押し下げるようなディスカウント要因ではない。むしろ、株価や業容を押し上げるプレミアム要因と考えられる。それは経営次第なのだ。これからは、いかに「コングロマリットプレミアム」を創造するかが、経営者やビジネスパーソンに求められている。 (「第1章」より)
【目次】
第1章 コングロマリットプレミアム――バフェットの価値投資と不確実な時代
第2章 世界のコングロマリットが縮む日本企業を取り囲む
第3章 日本の巨大企業解体史――「財閥解体」と「選択と集中」
第4章 世界経済はコングロマリットが動かしている
第5章 2050年日本の上場企業は半減する――日本経済を沈ませないために
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
2025年68冊目。満足度★★★★☆
『問屋と商社が復活する日』等多くの著作を持つ、元小売セクターの証券アナリスト、元産業再生機構でダイエー等の案件に関与したコンサルタント
本書は、日本の財閥の歴史等日本の産業史を辿りつつ、日本企業の今後の展望について語る書物となっている
日本は欧州に学び、大企業が「コングロマリット」化に注力せよと説く
総合商社に投資している人にも参考となる記述あり
Posted by ブクログ
著者は松岡真宏氏。東大卒、産業再生機構にも在籍してカネボウやダイエーやアルピコホールディングスの取締役も経験。
タイトルに惹かれて購入しました。
感想。
うーん。起承転結の「起」話はそうだと思う。ググっと惹かれるんだけど、で?が、私如きではあまり情報を吸収できず。
備忘録。
・GAFAMは過去30年間で750社のM&Aを行っている。
・株式市場では高評価のコングロマリット企業がある、、バークシャー・ハザウェイや、
・法人企業統計によると、金融保険業を除く日本の全法人の売上高指数(?)は1990年台から対して変わっていない。でも営業利益指数は増えている。ただ設備投資指数と減価償却費指数は弱いてらしい。(この指数というのがよくわからんが)。配当指数は増えているらしい。ここから、選択と集中を進めて、大きな成長をせずに利益を稼ぎ、配当を増やして、株価を上げでいる、的なご意見。
・ジャック・ウェルチで流行った「選択と集中」は、日本側の誤訳で、実際は「focus」らしく、伸びる分野に集中しろであり、削ぎ落とし系ではないとのご意見。
・ある種、インサイダー的にM&Aを展開できる事業会社こそ、魅力的な会社をM&Aしていくべし。その代表格が商社で、そこにバフェットも評価をしているのだ、コングロマリットはプレミアムを評価される時代だ、と。
・文化の相違こそ。
・このフレーズは好きだ。「企業は、ヒトの集合体、契約の塊、ステークホルダーとの関係の束である。それらは企業にへばりつき、どれだけ離れようとしても過去からの地続きの時間が続いている」。