【感想・ネタバレ】セカンド・チャンス シェイクスピアとフロイトに学ぶ「やり直しの人生」のレビュー

あらすじ

「セカンド・チャンス」(人生をやり直すチャンス)という,危機に直面する人間存在を揺さぶる想念はいつの時代も文学的想像力の核心であった.偶然や意志や運命に左右されるセカンド・チャンスの実現や失敗を描いてきた歴史上最高の作家とその最高の解釈者を通して,人間の再生能力の力強さを考察する珠玉の一冊.

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Posted by ブクログ

シェイクスピア作品とフロイト、ウィニコットの理論から人生の選択や運命を探求するお話。ジャンルがよくわからないが好みにはまって面白かった。
訳註が多くやや読みにくいが、やたら勇気づけられる読後感でちょっとハイになる。時間をおいて再読したい。

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2025年10月08日

Posted by ブクログ

前半はシェイクスピア作品を例にしたセカンド・チャンスの話で、後半はフロイトの精神分析を例にしたセカンド・チャンスの話です。
内容が難しかったですが、訳者のあとがきを読んで、少しですがわかったような気になりました。
セカンド・チャンスがあるかどうか、それはわからないですが、もしもセカンド・チャンスがあったときに、それを有意義なものにするためには、今の人生を味わい一生懸命に生きていないとダメなんだ、と私なりに理解しました。
訳者のあとがきに、このあとがきを読んでまた本文を読み返したら、新たな発見や理解があると書いてありましたので、いつかまた読み返してみたいです。

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2025年07月27日

Posted by ブクログ

言い換えや繰り返しが多く冗長さは否めないが、伝えたいことはよくわかる。ただあまりに目的論的になりすぎ、過去の経験を手段として扱いすぎているのではないかと感じた。

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2025年08月21日

Posted by ブクログ

シェイクスピアを「セカンドチャンス」という観点から読むユニークな本。
じゃあファーストチャンスって何? とか、物語と人格の一貫性とか、なかなか興味深い内容でした。
ただ、やっぱりシェイクスピアについて詳しくないと、楽しさが半減する本だと思います。
あと、フロイトがほとんど出てこない気がするんですけど…味付け程度というか。
なので、シェイクスピア好きの方になら迷わずオススメできる一冊ですが、フロイト目的だと肩透かしを食らってしまうのでご注意を。

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2025年07月12日

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