あらすじ
「相続」と聞くと、お金持ちの話、ウチは関係ないと思うかもしれません。しかしむしろ小額の場合のほうがトラブルが発生しやすいのです。「ウチは家族円満だから大丈夫」「法律で決められたとおりに」と思っていても、相続が「争族」を生んでしまうケースは腐るほどあります。また、仮に何もトラブルがなかったとしても、相続に際しては膨大な事務手続きが待っています。
ほとんどの人にとって初めて経験する相続は、準備不足のまま迎えてしまうと、家族間の亀裂や絶縁、また深刻な心理的ダメージを追ってしまう可能性が高いのです。そうした事態を回避するための知恵とノウハウを、豊富な実例を紹介しながら解説していきます。
また、相続税法の改正新法が数年後に施行され、これまで相続税の課税対象とならなかった場合でも、新たに対象となるケースが一挙に増える見込みです(約1.7倍)。そうした事態に備えて、改正法の骨子と節税対策なども詳述しています。
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Posted by ブクログ
今、相続対策として実家の土地をどのようにするかを
まさに検討しているところ。
確かに相続なんて知らないことばかりでした。
この本をよんで参考になるところもあります。
個人としては、兄弟としてどのように相続するのが
いいのか?自分の子供のためにどうしたらいいのか?
自分の将来としてどのようになっていくのか?
をいろいろ考えるきっかけにはなります。
Posted by ブクログ
文字通り、相続についての話。
相続というと金持ちのケンカのイメージだが、実際には金がなくても相続者が複数いれば起こりうるということを改めて学んだ。
Posted by ブクログ
相続。争続。爽続。
その日は、ある日突然に訪れる。
人間、皆有限の命。
価値観は人それぞれであるが、親には長く元気でいてもらいたいと思う方は少なくないだろう。
相続の話なんて、当分先だと思ってる方は割と多いだろう。意識すらしてない人も多いだろうね。
三十代の自分も、それに近い。
が、親も考えているもので、親父が所有する財産を知らせ始めました。
時に、所有する他県にまで出かけ、境界の確認や、近隣所有者との挨拶、寺での本家分家のあれやこれ。
知っておいて損はない。いや、知らないと損をする。
早めに、この手の知識は身に付けておきたいものです。
Posted by ブクログ
ハウツー本はいらなくなってから買うタチです。2013/9に自分が脳出血で死にかけ、2014/9に母が病死し、人っていつかは亡くなるのだなということを思いだしました。(父が死んでから20年位経つのでうっかりしていました)
それで、この1年の間に相続をすませ、実家の処分も来月にはまとまるということになり、「はて?自分のやってきたことはどのくらい間違っていたのかな」と思って読んでみました。
相続というとお金持ちの家の話と思われがちですが、実際には普通の家の方がシビアなんじゃないかなあ?と思います。
だって10億円の遺産があるなら相続人が5人いて均等に分けたとしても2億円です。それならもめることもないと思うからです。また、そういう相続人は普通以上の生活をしてお金に困っていないように思いますし。
相続を気にするのは、むしろ5,000万~1億円くらいの遺産をどう分けようという場合が多いと思います。
それも、流動資産である預貯金・株券などでなく固定資産の家・土地・絵画とかそういうものがメインの場合が多いんじゃないかなあ。
この本には「被相続人(亡くなった方)の遺志を調えるのが相続」であるということが書いてあります。
あと、相続税対策も少しありますが、そちらはネットの方がわかりやすいかな。
年間110万円までは譲渡税がかからない(でも決まった日に決まった額はだめ)という豆知識は相続者が多い人は知っておいたほうがよいかもしれません。
(5人の子供に毎年550万円譲渡すれば10年で5500万円の財産を無税で渡せるから)
もっとも、死ぬ3年前以降の譲渡は相続とみなされるそうです……。
Posted by ブクログ
参考の為に読んでみた。少ない相続であっても、揉めるんだなーと他人事ではないことに驚いた。
相続についての親子間コミュニケーションとは、親が主役になり、子供は親の胸の内を知る努力が大事。「大切なのは口よりも目、目よりも耳です」漢字の口より目の方が2本多く目より耳の方が5ヶ所長く突き出てる。話すより見ることそれ以上に聞くことが大切だとのコミュニケーションの原則が納得させられた。