【感想・ネタバレ】天国と地獄 選挙と金、 逮捕と裁判の本当の話のレビュー

あらすじ

「あの事件」について、著者自身が真実を語る。
著者は何と闘い続け、何を思い、周りで何が起こっていたのか。

普通の人、普通の国会議員が味わうことのない、
数奇な人生である「河井あんり」の生き様が詰まった一冊。

【目次抜粋】
〇序章 桜蕊(しべ)降る
――逮捕の時
・そして脂肪が残った

〇第1章 花笑う
――結婚がすべてのはじまりだった
・結婚は人生の墓場だと言うけれど

〇第2章 花あかり
――選挙、燃え
・政治にまつわるお金の話

〇第3章 春嵐
――事件の真相
・外堀が埋められて

〇第4章 風花
――拘置所の中
・始まる、逮捕後の取り調べ

〇第5章 忘れ霜
――保釈、判決下る
・生まれての初めての出廷

〇終章 梅ふふむ
――闘いは終わって、始まる
・裁判の余波

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Posted by ブクログ

YouTubeでこの本のことを知り、読みました。
いい本だと思います。
あんりさん本当に可哀想。
地方の社会や大きな権力にのみ込まれ、理不尽な仕打ちに会い、どん底まで叩き落とされたあんりさん。
旦那さんとの結婚が全ての事の始まりで、旦那さんの行為でどん底に叩き落とされた。
でも、離婚せず、夫の居る刑務所を訪ね、夫を支える。
権力の犠牲になっても、「誰かが受けないと」と罰を受け入れ、誹謗中傷に苦しみ、鬱にも苦しむ。
「もうすぐ冬は終わる」と文末にありますが、必ず冬は終わります。
YouTubeでは見られない、あんりさんのスゴい人生を知り、また大きな権力や地方社会の闇を知ることができました。

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2025年10月08日

Posted by ブクログ

テレビ そこまで言っていいんかい に河井ご夫妻が出ていました。ご夫婦で本を出されたとのこと

あんりさんのを読みました。

いやあ 大変だったんですね。
検察も裁判所も あてにはならない!
取り調べも 検察に都合のいい所しか 可視化していない
うわあ つかまっちゃった庶民はどうしたらいいんだろう?

権力に巻き込まれるって 村井さんの事件の時も
ひどかったけど 河井さんの贈賄事件もひどいですねえ!
辛坊治郎さんがラジオで
どうして もらった方の罪を問わない!
片手おちだろう!
と言っていました。

まあ よかった点は 服役後 河井さんのご主人が人間的になった!
ということですね。
本の最初は
なんでこんな人と一緒になったの?
別れろ別れろ!
と思いましたけど。

拘置所のお布団 枕の話しは 嫌ですねえ!
湿った硬い布団と枕
国も予算つけてやってください。

本の可愛いイラストが ひどい話しを やわらげていました。

ご夫婦とも 元気に生きていってください。
納得できる何かが始まります。きっと!

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2025年09月24日

Posted by ブクログ

政治家というのは普通の神経ではできない職業だと思った。辞職した後、作者の病気が治ったということからそれが良く表れている。作者の文体は非常に読みやすくエッセイストや作家としての才能を感じた。今作はぜひ映像化するべきだと思う。

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2025年08月14日

Posted by ブクログ

良い本でした。色々報じられていましたが、この本にか書かれていることが事実だと思いますし、そのように認識を変えます。今後の作者のご活躍を楽しみにしています。

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

これが事実なんでしょうね。勝負は正義ではなく、権力者が勝つ事が。事件当時のマスコミ報道を聞く限りでは、知らない訳が無いと思っていたが、事実は意外とこんな簡単だったと思われた。彼女の正義感と肝のすわった覚悟に頭が下がる。内容についても分かりやすく、読みやすかった。
また、イラストもアンリさんの手書きみたいで、才能を垣間見ました。
本屋さんは売り切れ中々ありませんでした「2025.10.10」

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2025年10月21日

Posted by ブクログ

幻冬舎の見城徹社長が本の紹介でお二人のインタビューをしているYoutubeチャンネルを見てこの本を知った。本来なら私は手に取らなかったかもしれない本である。
政治には興味があり、今の政治や様々な裁判事例を知って司法に幻滅している。もともとノンフィクションも好きで「こんなことまで書いていいのか’という見城社長の触れ込みにこの本を手に取った。
正直、驚いた。これは良書である。
自民党(宏池会)と司法との腐敗と戦いを綴ったドキュメントである。そして政治家夫婦が普通の夫婦になるまでの記録。それを著者の文才であろう、ひょうひょうとした言い回しで悲壮感をあまり感じさせない。
公職選挙法はなぜ曖昧なのか?。
検察とは裁判とは正義なのか?。
今の日本に暗躍する”闇”もしっかりと垣間見れる。

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2025年10月03日

Posted by ブクログ

立場のある人や著名な人が、過去の出来事について語るのは、簡単にはできない。自分だけの話ではないから。
メディアでは触れることのできない話を、ご本人から知ることができる貴重な本だ。

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2025年09月05日

Posted by ブクログ

元参議院議員である著者の、政治に関わってから公職選挙法違反で逮捕されるまでの経験についてまとめられている本。

著者自身が書いたコミカルな動物イラストと、話の内容の重さのギャップに吹き出しそうになった。

当時大きく報道されていた公職選挙法違反事件についても、報道された内容と著者自身の視点から述べられている事実についてはギャップが多く、その他の内容を含めて、選挙や政治、検察、裁判に関する闇の深さを感じさせられる内容だった。ただ、ユーモア混じりに書かれていることや、著者の前向きな姿勢が感じられることから、重い話ながらも、ところどころ笑いを交えて読み進めていくことが出来た。

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2025年08月31日

Posted by ブクログ

著者が語られていることが全て本当かどうかわからないが、現状の自民党かが考えれば事実だと思われる。語り口も平滑な文章が多いので、読みやすく、感情に訴える感もある。政治家、検察、裁判官、すべて人間であり、絶対的な正義での結論はないかもと思った。

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2025年08月23日

Posted by ブクログ

やはり、政治家というのは一般常識の環境で培われた存在ではなく、かなり一般とは逸脱した生き物なのだな、と感じる。

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2025年07月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

組織の論理が法律に優先する、っていうのは一般企業ではよく言われる話だけれども、それを法律を司る側にやられると参ったなぁとなってしまうなぁとしみじみ
熱に浮かされたような報道を見た記憶がある
背景はこんなふうだったのかと興味深かった
河合あんり側からだけの供述ではあるけども
拘置所生活を存外楽しめていたようで、とても強くて面白かった

河井克行のパワハラ・モラハラはやばい
よく結婚したな
選挙出るなんて頭のネジが飛んでるとご自身のことを称していたが、ほんと登場人物みんなネジが複数飛んでそうで、そんな人たちがこの国の政治を担っているという恐ろしさ
拘置所で急に神を認識してたけど、次に世に出てくる時は宗教家になってるんじゃないかとドキドキしてしまった
思い込みもサービス精神も過剰にありそうだから、何か企む人が近づいて乗せられてしまいそうで心配

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2025年08月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

当選から逮捕までの赤裸々なお金事情。
逮捕に関しては本人の勉強不足部分も否めないが
恣意的に感じられる。
当選後、すぐに6年後の次の選挙を考えてしまう、
このあたりが日本の問題点かと思います。

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2025年08月23日

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