【感想・ネタバレ】長靴をはいた侍女のレビュー

あらすじ

子爵家に臨時の侍女として雇われているロニには、ある特別な役目があった。それは雨の日にのみ、お仕えする令嬢の手紙を婚約者候補のもとへ届けるというもの。憂鬱である雨の中で届く手紙は不思議と受け取る者の心をほどき、これまで幾人もの恋を静かに後押ししてきた。しかし恋の成就は、ロニの役目の終わりを意味する。今回もそれで終わるはずだった。だが、手紙の届け先である伯爵家の執事・ファウスとの会話が彼女の人生に小さな変化を生んだ。やがてそれはロニ自身の物語となって歩き出す。これは花の都を長靴で歩くロニの、小さな恋物語。

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素晴らしい!!

初めて読む作家さんでしたが、素晴らしいお話でした。
今年1番と言ってもいいです!

仕事を愛し、起こる出来事を愛するロニと、仕事に誇りを持ち、予測できないことは厭うファウスとの違いが徐々に交わっていく様子が瑞々しくて、優しくて、こっちまでにこにこしてしまいました。
ロニに長靴をくれた人々、暖かいものを用意しながら色々教えてくれた人々、その気持ちがよくわかるお話でした。

人間っていいですねぇ。
次回作も楽しみにしています!

#ハッピー #ほのぼの #癒やされる

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2025年08月08日

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