【感想・ネタバレ】理系のための英語論文執筆ガイド : ネイティブとの発想のズレはどこか?のレビュー

あらすじ

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ビギナーに贈る英語論文攻略20のポイント。誤解を生む言葉遣い、結論部を曖昧にする表現など、論文の質を落とす「誤用」をどう防ぐか? 科学技術英語のエキスパートが、要点を絞って伝授するコツとヒント。(ブルーバックス・2002年3月刊)

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Posted by ブクログ

2003年頃に入手。この本に出合わなければ、英語論文執筆はもとより、感想と意見、事実と予見などの区別が出来るようになれなかったと思う。日本語と英語を行き来すれば、論理性が高まることを実感した。論文の読み方と書き方そのものを根幹から変えてくれた名著。

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2019年01月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

英語の論文を書いたことがある人なら、思い当たる節がある事が多い。
「~と思われる」をmay, mightなどで表現した
「~と考えられる」にit is considered thatあるいはit is thought thatの構文を用いた
「~に関しては」という文頭にas to, concerningを文頭に持ってきた
名刺を単数形にするか複数形にするかで悩んだ
を紹介している。この4つはずばり思い当たります。

また、
provide A with B
examine A for B
involve
require
make - possible
など、使うとそれらしい構文の紹介がある。

これは、かなり強力な助けになる。

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2011年06月19日

Posted by ブクログ

商品説明

英語を書くのは難しい。一般のビジネスにおいてもそうだが、特に表現の正確さが要求される科学技術の世界ではなおさらだ。本書は英語論文を書きはじめたばかりの技術者や理系学生が、誤りのない英語らしい文章を書くためのノウハウをまとめたものだ。おもに日本語と英語の表現の違いにスポットを当て、どの技術分野にも共通して適用できるライティング・テクニックを20のポイントに分類して紹介している。

日本の英語学習者に共通の弱点である「冠詞」、日本語にない「隠れた主語」、「単数か複数か」といったベーシックな課題から、「数学表現」や「科学論文を書くときの注意点」など技術系ならではのテーマにまで及ぶ。たとえば、「隠れた主語を探せ」で取り上げられるのは、「この理論では、物質の挙動を説明することができない」という例題。これを英訳する場合、大半の人は“One cannot explain…”と始めてしまうだろう。しかし、これでは英語らしい文とはいえない。発想を切り替えて「この理論」を主語とし、“This theory cannot explain the behavior of matter.”とすれば、ネイティブにも読みやすい英文になるとアドバイスする。

ほかにもこんな例がある。「専用の電話回線は、データを56kbpsで送ることができる」。「専用の」に当たる形容詞を辞書で探すと、exclusive、private、personalなどが候補としてあがってくるが、この場合にはどれもしっくりこない。ここは“dedicated telephone lines”と表現すべきなのだが、dedicatedをこのように使う例がどういうわけかほとんどの辞書に載っていないという。

本書は全編にわたって、「日本語の例題」、「誤訳の提示と解説」、「正しい英訳」という演習形式のスタイルで構成されている。通読するだけでも得るところは多いだろうが、できるなら例題を自分で英訳して、解説を読みながら自己添削してみたい。英語のライティングを実体験することで、さらに大きな効果が期待できるはずだ。(成重 寿)

内容紹介

ビギナーに贈る英語論文攻略20のポイント。誤解を生む言葉遣い、結論部を曖昧にする表現など、論文の質を落とす「誤用」をどう防ぐか? 科学技術英語のエキスパートが、要点を絞って伝授するコツとヒント。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。(ブルーバックス・2002年3月刊) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。

内容(「BOOK」データベースより)

苦労に苦労を重ねてやっとつかんだ「結論」を発表するのに、It is concluded that…とやってしまうと、意味が違ってしまう。「~に関して」を、Concerning…と書くのも間違い。深く考えずに書いてしまう英文が、あなたの論文を読みづらくし、価値を低くしている!日本人がつい間違えてしまう20のポイントを、ネイティブとの発想の違いを解明しながら徹底解説。論文のみならず、英文を書くすべての人に役立つ実践的ガイド。

著者について

■原田豊太郎(はらだとよたろう)
1941年、台北市生まれ。東京大学工学部卒業。大手繊維メーカーで数年間研究に携わった後、理工系出版社で技術雑誌や工学書の編集を担当。84年に独立し、工業材料関係の英文ニューズレター等を発行、以来科学技術英語関係の仕事に携わる。技術英語の活用辞典等を数冊執筆しており、主な著書に、『例文詳解 技術英語のキー構文・キーワード活用辞典』『例文詳解 技術英語の同義語活用辞典』(いずれも日刊工業新聞社)などがある。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

原田豊太郎
1941年、台北市生まれ。東京大学工学部卒業。大手繊維メーカーで数年間研究に携わった後、理工系出版社で技術雑誌や工学書の編集を担当。84年に独立し、工業材料関係の英文ニューズレター等を発行、以来科学技術英語関係の仕事に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

目次
英語の名詞には3種類あると心得よ
名詞の「意味」を決めるのは冠詞である
一筋縄ではいかない冠詞のケーススタディ
隠れた主語を探せ! 単数か複数か、それが問題だ
「~と考えられる」と「~と思われる」―論文の評価を左右する重要表現
意識して能動態で書こう!
現在完了形か過去形かは、書き手の意識が決定する
動詞を使いこなせ!
他動詞を使いこなし、英語らしい表現に
表現を豊かにするためには関係代名詞を活用せよ
否定表現の勘どころ―何をどう否定したいか
仮定法で表現に幅をもたせよ
数学表現に習熟せよ the bothかboth theか?―悩む語順を考える
「予想より高い」をどう表現するか―比較表現のキーワード
英文にしにくい構文の攻略法
辞書で見つけにくい表現に強くなる
意味や用法の微妙なずれに注意せよ
科学論文を書くときの一般的な注意点

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2019年05月06日

Posted by ブクログ

英語論文を書くときに,日本語を用意してから英語に訳していくという手順で論文を書く人向けの書籍です。内容は「○○は□□とする」という説明が多く,ガイドというよりも一問一答集のような印象を受けました。そのためか,本書はブルーバックスのわりには分厚く,英語を学ぶ人にとっては情報量が多すぎると思います。一度軽く目を通しておいて,論文を書いているときに手に届く場所に置いてリファレンスとして利用すると良いと思います。

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2009年10月07日

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