【感想・ネタバレ】奇跡の母親脳(新潮新書)のレビュー

あらすじ

親になると、脳が変わる?! 最新の画像化技術は、妊娠・出産によって母親の脳が劇的に変わり、神経科学的に「再編」される事実を明らかにした。そして父親の脳もまた、育児を通して変わるという。こうしたヒトの脳の再編過程では、イライラや物忘れ、気分の落ち込みなどが起こりやすいが、その代わりに得られる驚きの能力がある――「母性」という言葉では説明のつかない人類の脳と育児の謎に迫る衝撃のレポート!

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Posted by ブクログ

よく言われる「母性本能」は自然と湧いてくるものではない。
出産や育児によって脳は変化して、赤ちゃんに注意を向けるようになる。
赤ちゃんとの関わりによって、ホルモン(愛情)が分泌されていく。
そんな感じ。おそらく。

正直、自分には文章が読みにくかった。色々な研究が紹介されていたけど、結局この研究から何が言いたいの?ってなってしまったり。
脳が変わるよ、とあるけど、何がどのように変わるのか、いまいち読み取れなかったり。

でも、こういう脳の変化の話は面白い。他の本も読んでみたいかも。



以下補足(web)

脳の変化 デフォルトモードネットワーク(DMN)の再編成
 ・「自分への関心」から「赤ちゃんへの関心」へ:本来、DMNは「自分自身について考えること(自己参照)」に使われますが、母親になるとこの領域が再編成される。
 ・他者への共感・愛着の強化:自分のことよりも「赤ちゃんの状態」や「赤ちゃんが何を求めているか」という、他者への共感や社会的認知の機能へと特化していく。
 ・絆の深さと相関:研究では、このDMNを含む灰白質の減少(最適化)が大きい母親ほど、赤ちゃんへの愛着や絆がより強く形成されることが分かっている。


一時的な物忘れ(マミーブレイン)
 ・産前産後に「物忘れが激しくなる」「集中できない」といった現象(通称:マミーブレイン、ブレインフォグ)を多くの母親が経験。これも脳の認知機能自体が壊れたわけではなく、脳のエネルギーやリソースが「赤ちゃんの命を守るための処理」に全振りされている状態(優先順位の急激な変化)による。


アロスタシス
 ・生体が外部や内部のストレス(変化)に対し、予測制御を用いて体内環境の基準値そのものを動的に変化させ、安定や適応を維持する仕組みのこと。

アロスタシスの基本
 ・予測的な適応: これから起こる状況の変化を脳が予測し、心拍数や血圧、ホルモン分泌などをあらかじめ調整して効率よくエネルギーを使うシステム。
 ・ホメオスタシスとの違い: ホメオスタシスが「決まった一定の状態(定常状態)を保つ」のに対し、アロスタシスは「状況に合わせて基準値自体を変えて適応する」という点が違い。

出産によるアロスタシスの変化
親子間のアロスタシス共調節
 ・生まれたばかりの乳幼児は、自己調節機能(ホメオスタシス)が非常に未熟です。そのため、子どもは「親の身体(アロスタシスシステム)」を外部器官として借りることで、自身の身体の安定を維持する。
 ・育児の本質とは、「自らのアロスタシスを削り、または書き換えることで、子どもの未熟なアロスタシスシステムを構築させるプロセス」と言える。

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2026年10月09日

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