あらすじ
こんなところになぜ居酒屋が!? どの駅からも歩いて遠く、およそ商売に不向きな地にポツンと一軒建っているのに、暖簾をくぐればなぜか毎晩大繁盛。そんな奇跡のお店を、孤島で逞しく生き延びた男になぞらえて「ロビンソン酒場」と勝手に命名。美味い酒と肴を求めて東へ西へと訪ね歩きます。巷のグルメサイトでは知り得ない、酔狂にして至高の酒場めぐりルポ。
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Posted by ブクログ
なぜこんなところに居酒屋が?
最寄り駅から遠い繁華街でもない場所に存在するそれがロビンソン酒場。
良くぞ見つけたと思われる居酒屋全16店。
地元の常連客、料理のウデなど続けられる理由がある。
長い距離を歩きようやくたどり着いたからこそ楽しめる楽しい居酒屋訪問記。
Posted by ブクログ
あるローカル線のちっちゃな駅のベンチで人と待ち合わせしている間に読み終わりました。実は早めに到着して所用の前にその街の美術館を覗こうとして駅から離れたその施設にタクシーで乗り付けたのですが、なんと赤く大きく「休館日」の文字が…WEBでは開館中と記載してあったのに…タクシーの中で電話してみたら「展示替えのための臨時休館」とのこと。目指す作家の作品だけ観ること出来ませんかね?と必死の喰い下がりにも「全館休館なので無理です。」と極めて無理のないお答えにタクシーを降りることもなく、そのままUターンで駅に戻りました。どっか喫茶店で待ち合わせの時間まで待とうとキャリーケースをゴロゴロしながら駅周辺を徘徊したのですが空いている店、皆無。汗だくになりながら心の中でロビンソ〜ン!と叫びました。落ち合う時間まで1時間半あるので来るまで改札口前のイスで読みかけだった本書を読み終わった訳です。書かれているテーマと自分の状況のシンクロに笑ってしまい、あまり落ち込まずに済んでいると思います、現状では。そもそもこの本、広告で見つけてきっと当たりだと、思っていましたが、超当たりで嫉妬感じるくらいです。マキタスポーツのTV番組も観なくちゃ!そしてずっと積読にしてたこの著者の『コの字酒場はワンダーランド』いまさらながらに読まなくちゃ!