あらすじ
著書累計115万部突破!
【あらすじ】
ベストセラー「賢者の書」「君と会えたから……」で読者を感動の渦に巻き込んだ喜多川泰が、社会という大海原に船出するあなたへ届ける成長物語。
大切なのはどんな船に乗るかではなく、航海の目的だ。
主人公と一緒に働くことの意味を見つめなおす本。
就職活動に出遅れ、将来に思い悩む平凡な大学4年生の僕は、ある日、書斎カフェで、『手紙屋』と書いてある奇妙な広告とめぐりあう。たった10通の手紙をやりとりすることであらゆる夢を叶えてくれるというのだ。
平凡な人生を変えたい! 行動を阻む目には見えない壁を取りのぞきたい! そんな思いに突き動かされるように、僕は『手紙屋』に手紙を書き始めた……。
働くことの意味とは? 真の成功とは? 幸せな人生とは?
そして、謎の「手紙屋」の正体とは……?
就職&転職を考えている人、必読の本。
明日をよりよく生きたいあなたへ贈る感動作。
一通目の手紙「物々交換」/二通目の手紙「あなたの称号」/四通目の手紙「思いどおりの人生を送る」/六通目の手紙「自分に向いているものを探さない」など……明日を変える10通の手紙。
【本文より抜粋】
『手紙屋』さんへ
はじめまして、こんにちは。
僕は西山諒太といいます。
ただいま就職活動中の真っただ中。
まだ一つも面接を受けていないのは、他の人に比べると遅いほうだと思いますが、なかなかやりたいことが見つからないし、自分に何が向いているかもわからなかったので、どうしようか……と考えている間に、こんな時期になってしまいました。
【読者の皆様より感動の声、続々! 】
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自分でも理由がわからないのですが、読み終えて気がついたら涙が出ていました。自分自身、本を読んで涙を流したのが初めてで戸惑うほどです。私は今、絶賛就活中です。まさにこの主人公と同じ気持ちでした。この本に出会えたこと、西山諒太という主人公に出会えたことがとても嬉しいです。またひとつ、本が好きになりました。(20代、女性)
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一度読み終わったのに、次の日にもう1度読み始めた本に、23年間生きてきてはじめて出会えました。本当にお世話になりました。落ち込んだりしたときや路頭に迷ったときは、この本を読みたいと思います。(20代、女性)
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涼太と手紙屋さんの関係のように、自分を支えてくれる人が身近にいると感じられ、心が温かくなりました。手紙一通一通が名言で、何度も何度も読み返しています。心が揺さぶられた1冊です。(10代、女性)
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この本を読んでからは、仕事に対する意識が180度変わり、バイト先でも、『最近なんか変わったね!』なんて言ってもらえるようになりました。この先大学生活が4年間ありますが、4年後の就職活動がものすごく楽しみです。読む前とは違う自分になれたことが何よりも嬉しいです。このような素敵な本に出逢えたこと、心より感謝しております。(20代、男性)
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自分らしく生きていくためにはと考えている今、出会えて良かったと心から感じています。情熱を忘れていたこの頃でしたが、自分が情熱を注ぐことができるものをもう一度考えてみようと思えました。そして、止まっているのではなく、早速動きたいなと思います。いろいろな人と共有したい、とても素敵な本でした。(30代、女性)
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期待をはるかに超える面白さで、一気に読んでしまいました。私の人生の糧になりました。(50代、男性)
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
仕事への向き合い方を考えさせられるストーリーでした。就活中の大学生が主人公でしたが、読者がどの年代であっても響く内容だと思います。
1通め「物々交換」
2通め「あなたの称号」
3通め「天は自ら助くる者を助く」
4通め「思いどおりの人生を送る」
5通め「ある人の人生」
6通め「自分に向いていることを探さない」
7通め「急がば回れ」
8通め「あなたの成功は世界を変える」
9通め「自分を磨き、行動する」
10通め「人生の始まり」
Posted by ブクログ
喜多川さんの本の3冊目として読んだがこの本もとても面白く、ためになった。
私自身の今後の生活に活かすとともに、自分の子供が就職を考える際にプレゼントしようと思った。
◯明日から活かすこと
・自分の成長を待っている人たちがいる
・壁を乗り越えることを応援してくれてる人がいる
・本を読み自分の考えを書くことを習慣的に行う
◯メモ
あなたの能力は、今日のあなたの行動によって、開花されるのを待っています
相手にこうなってほしいという『称号』を与えてしまう。
偉人はおまえは、将来世の中の多くの人のためになる素晴らしい才能を持っているんだよ」という称号を与えられて育っているんです
あなたは、今日から誰に、どんな称号を与えて生きていきますか?
まず最初に上の椅子を獲得できる人は、同僚の不足分を補う働きができる人で、同時にそれを自分の手柄だと主張しない人であるべきでしょう。
見返りとして何がもらえるかを考えて自分のすべきことを決める人ではなく、報酬に関係なくそのときそのときに自分のベストを尽くして毎日を生きようとする人です。
天は自ら助くる者を助く』
頭の中に天秤を用意しておく
目の前にあるものは、将来絶対に必要だからこそやってきた神様の贈り物だと思って大切にしましょう』
目の前にやってくるものを、取捨選択しないことです。「これはいる、これはいらない」と、そのときの自分で判断していると、後悔するばかりでなく、自分の持っている秘めた可能性を開花させることはいつまで経ってもできなくなります。
一日経てば、自分でも気がつかないうちに少し埃をかぶっています。そして何もしないまま一ヶ月も放置すると、あのときのやる気はどこにいったんだろうと自分のことが嫌になってしまうほど、元に戻ってしまうのです。
自分を変えてくれるような本を読み、自分の意見を書き綴っていく。 このことで自分を磨くことができます。 けれども一回だけではすぐに埃をかぶってしまいます。習慣化することが大事です
『転がる石に苔はつかない』
『どうしてもやりたいことを、情熱を持って続けてきただけです』
Posted by ブクログ
就職活動に悩む主人公が、「手紙屋」と文通をする中で成長していく物語です。手紙を読み進めるたびに、主人公の視野がゆっくりと広がっていくのが分かり、気がつけば自分の考え方まで揺さぶられていました。
とくに印象に残ったのが以下のポイントです。
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● 世の中は物々交換である
会社が給料と交換してくれるのは、単に時間や労働力だけじゃない。
笑顔や言葉、姿勢みたいな“お金じゃない価値”もちゃんと見られている。
逆に、会社からもらえるのもお金や安定だけじゃなく、知識や経験、人とのつながりなどいろんなものがある。
この考え方を持つだけで、働くことの見え方が少し変わるなと思いました。
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● 相手の欲しがる称号を先に与える
「あなたは約束を守る人だと思ってるから安心してるよ」
こんな風に言われたら、期待に応えたくなりますよね。
人は全ての一面を持っているから、そうなって欲しい一面にスポットライトを当てるもいう考えは、大人よりも素直な子供に対して有効だろうと感じた。
大人には、ただのお世辞じゃ意味はなくて、ちゃんと相手の良いところを見つけて伝えることが大事だと思う。
小さな長所でも、気づいたら素直に褒められる人になりたいと思いました。
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● 天は自ら助くる者を助く
同期より頑張っても、最初は給料がほぼ一緒で、損してる気がすることってありますよね。
でも、それでも愚直に頑張り続ける人がいて、会社が期待するのはきっとそういう人。
「みんなの分まで自分が利益をあげてやる」くらいの気持ちで仕事に向き合えたら、自然とチャンスも増えるはず。
評価されない…とふてくされる前に、まずは自分ができることをちゃんとやろうと思いました。
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● 会社とは「人」である
会社にも創業者がいて、困難を乗り越えて成長し、やがて終わりが来る。
人の人生と同じだと考えると、就職活動って結婚相手探しに似ているのかもしれません。
有名企業だから、待遇が良いから…で選ぶのは、見た目やお金だけで結婚相手を選ぶのと同じ。
理念や雰囲気に共感できるか、自分の価値観と合うか。そこを大事にしたいと思いました。
過去に何となく就活して後悔したことを思い出して、少し胸が痛かったです。笑
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● 今目の前のことに全力を注ぐ
通訳になりたいなら英語を勉強するのは当たり前。
でも、それだけじゃ差がつかなくて、そこにどんな経験やスキルを掛け合わせるかが大事だと気づきました。
好きで続けてきたこと、趣味で身につけたことも、自分の強みになる。
まずは目の前のことに全力で向き合って、いろんな経験をしていきたいと感じました。
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● 成功する人と失敗する人の違い
失敗する人はすぐに「才能がない」と諦めてしまうけど、成功する人は「続けられた情熱があったから」と言う。
結局は、行動し続ける人が前に進めるんだなと感じました。
才能より、情熱。
言うのは簡単だけど、それを信じて動き続けたいです。
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就活中の人だけじゃなく、働いている人にも刺さる内容がたくさん詰まっている本でした。
仕事や生き方にちょっと迷ったときに、また読み返したい一冊です。
Posted by ブクログ
就活しているときに読みたかった、、定期的に読み返したい。
以下、覚え書き
・私が持っているものの中で、他の人が欲しがるのは?
・自分で切り開いていこうとする。自分にできる精一杯をやろうとする。
・法人を選ぶときにも理念や性格をみて選ぶ。友人として選ぶように。
・情熱。
Posted by ブクログ
オーディブルにて。
義理の父から勧められたので。
ストーリーとしては、手紙屋さんがただの婚約破棄されて引きこもった故の職業でなくて良かった。笑
蛍雪編と同じく、できるだけ素直な気持ちで受け取った言葉を書き留めておく。
↓
・もっと深く考えてみると、会社が持っているものの中で、あなたがどうしても欲しいと思えるものは、お金や安定、多くの休日や福利厚生の充実以外に本当はたくさんあるはずです。同様に、あなたが持っているものの中で、会社が欲しがるものは、時間と労働力以外にもたくさんあることに気がつくはずです。
・あなたが出会った人すべてを、あなたの味方にする魔法の方法は、相手にこうなってほしいと言う「称号」を与えてしまうのです。
・人は与えられた「称号」通りの人間になろうとする。
・今、自分に起こっていることがラッキーなのか、アンラッキーなのかは、その時に判断することはできません。
・手に入れた結果の良し悪しは、後でいくらでもあなた自身が変えることができます。今は、結果を恐れずいろんな経験を手にするために行動はあるのみだと私は思うのです。
・すべての法人は、生存するために「多くの人から長期間にわたって必要とされ続けること」と「収入内の生活をすること」の2つを達成しなければならない。大切なのは前者です。
・あなたが自分に向いている職業を探すのは、自分ではまだ気づいていない自分の才能を開花させるチャンスを失う恐れがあります。そんなことを考えるよりも、向いていなくてもいいからその会社の活動が自分をワクワクさせる。そんな会社を探してみたらどうでしょうか。
・素晴らしい成功の人生を送るためには、「しっかりとしたゴールを持ち、常にそのゴールを忘れない」ことよりも「今、目の前にあるものに全力を注いで生きる」ことが大切。
・人生におけるあらゆる壁は、あなたが決める生き方に応じて目の前にやってきます。だから、目の前にやってくるものを、取捨選択しないことです。
・誰かの考えが記されているものを読み、それに対する自分の意見を書く、と言う作業を習慣化することです。〜〜〜自分を変えてくれるような本を読み、自分の意見を書き綴っていく。このことで自分を磨くことができます。
・自分の気持ちが元に戻らないためには習慣化することが大事です。常に動き続けること。この事は実は自分を磨き続けることよりも大切です。あなたがすべきなのは行動を始めることです。
・失敗する人は、「才能」を頼りに夢を叶えようとするのです。一方で、成功した人は「情熱」を頼りに夢を叶えようとします。別の言い方をすれば、"何をやれば成功できるか"ではなく、"自分がどうしてもやりたい事は何か"を考えているということです。
・才能とはあらかじめあるものではなく、自らの努力で開花させるものです。そして、才能を開花させるものは、開花させようとする「情熱」なのです。