あらすじ
「このままこの会社にいて大丈夫?」「こんなに頑張ってるのに評価されない」「私がマネジャーなんて、絶対にムリ!」――新人時代を過ぎて、日々の仕事にも余裕が出てきた「今だからこそ」の、働く女性の悩みに応える具体策が満載!
DM発送業務から2度の転職を経てのプレイングマネジャー業まで、常に「目の前の仕事」にとことん向き合うことで、多くの「知恵」を絞り「気づき」を得てきた、元マイクロソフト女性営業部長が、「キャリアの考え方」「一人前の仕事術」「メンタルマネジメント術」「自分らしいワークスタイルをつくるヒント」など、とことん語り尽くす一冊!
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Posted by ブクログ
Microsoft日本法人で働いていた経験のある著者によるキャリアにたいする考え方や受け取り方を学べる。
ビジネス本しかもキャリアデザイン系となるとああしましょうこうしましょうと書き連ねられ、読んだ直後は啓発を受けるがその後めっきり忘れてしまうことが多かった。
だが、この本では「何もしなくてもよい」という一風変わった方針を打ち出している。
それが「キャリア・ドリフト」という考え方だ。
「キャリア・ドリフト」とはその場で与えられた仕事をきっちりする、いわば流されてこなすような仕事だ。確かに自分のキャリアを考えてきても、自分からつかみ取ったものよりも機会を与えられたことにより身につけたことの方が多い。
与えられた仕事は一応楽しくこなせているようだ。でも、このままでいいのだろうか、私のこの先の生存戦略ってこれでよいのだろうかという漠然とした不安があり、何者にもなれない私はあたふたしてしまっていたのだが、それでいいらしい。そういうもんだよ、と語りかけてくれるようで、安心感は得られる。
女性がマネージャに向いているという件に関しては平均年齢が高い職場なので私がマネージャになることは当分ないが、それでもそのときにまたこの本を思い出そうと思った。