あらすじ
本書では、経営者、上級管理職といった「肩書きがある人」や「公人」が身につけておきたい「信頼される話し方・振る舞い方」の秘訣を完全網羅。自信、落ち着きのある「印象づくり」や、「言葉づかい・話題選びの秘訣」など、一通り身につけておきたい技法を分かりやすく紹介した一冊です。
会話、スピーチ、クレーム場面など、いつ何時も忘れてはならない「信頼を勝ち取る法則」を、「正統派スピーチ」の第一人者である著者が徹底伝授します!
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
親しみやすさ、活動性、社会的望ましさ
社会的望ましさ 低めの声でゆっくり話す
口ぐせを作る キャッチコピー
重みを感じさせる話し方
①具体的に発言する。
・情報源を明らかにする。
一次情報が事実。
経験を質問する。いつ気付いた?
・推測は話さない
事実だけを話す
②事実と感情を分ける
・公の立場では感情を話さない
・評価する言葉は削除する
・思っていますは事実
③言葉を正確に使う
④絶えず動かない
うなずきや瞬き、言葉は一度だけ
ウソ、動揺のときは、まばたきが増える
瞬きを30秒我慢する。
⑤言葉の語尾をきちんと下げる
短文に切って話す
文の始めの音を一番高くする。
⑥舌の筋肉を鍛えて滑舌をよくする。
パラ、ピリ、プル、ペレ、ポロ
マラ、ミリ、ムル、メレ、モロ
⑦高めの声で話さない。
謝罪の場面では、地声で話す。
やってはいけない言動リスト
・あいさつ
無言でお辞儀、瞬きをせずあいさつ。
「。」で瞬き、終わりにニッコリ笑顔
・文末のみ敬語、お〜、ご〜はできるだけ使わない。
へりくだりすぎない。
「NHKことばのハンドブック」
・句読点でメモを取る
・好意と興味を示す自然なアイブローフラッシュ
「えっ!(眉が一瞬上がる→元に戻る)そんなことがあったんてすか?」
・曖昧な発言をしない
間を恐れない
問題から逃げない真摯な態度
事実を聞き出す質問をする。「今の状況で言えることは何ですか。」
・促音、拗音「ね」など幼い言葉、「実は」「思います」など軽率な表現を排除
指導、懇談は、「自分の信念、思想を伝えるチャンス」
・「場とかかわり」にふさわしいように話す。
自分の印象を決め、印象に合わせた話し方をする。
・聴覚ノイズ、視覚ノイズを消す。口ぐせ、リップノイズ
・疑問を持って観衆の前に立つ。
「アイコンタクト、アイブローフラッシュ、笑顔」
最前列は男か女か?
当たった、はずれた!
なるほど(^_^)
笑顔は最初と最後だけ
慌てない、急がない、走らない
緊張しない方法
①指に爪を立てる
②別の動作を入れる
足の指の曲げ伸ばし
③観客を見る
男か女か
見られているのではなく、見ている
聞かれているのではなく、話を聞かせている
④固定点を作る。
ハンドマイクなど物を持って話す。
カメラ目線:睨まないようにカメラ全体を見る。
視線のそらし方:横にそらさない
キャリア相応の老け具合は必要。
作り笑顔体操1分
貫禄のある表情:奥歯をしっかりかみ合わせる
Posted by ブクログ
「自分には24時間テレビカメラが回っている」と思いなさい、周りに与えたい印象を意識しろ、など自己演出という点で刺激を与えてくれる本だった。
アナウンサーの経験を元に、彼女が指摘する心がけは、確かに目からウロコで面白い。
自己紹介の時は30秒、瞬きを我慢する
敬語のへり下りすぎに注意する
相手から目をそらす時は、上か下へそらす
他多数・・・
一つ一つの内容は短いが、早速取り入れてみようという箇所が随所にあった。
Posted by ブクログ
話している自分が、聞き手にどう思われたいか。まずはここに軸を会わせて自己演出を考えることから始まる。
具体的なテクニックは
・数字、固有名詞を使う
・情報源は明確に
・推論は言わない(言い切る)
・感情、評価は口にしない
・自分と同じ分野(特徴)の話が上手い人のマネをする
・他人にマネされるのは「差別化」できている証拠。自分のキャッチフレーズを考える
等々、盛りだくさん。
自分の話し方がいかに軽かったが分かったので改善したい。
Posted by ブクログ
・放送では「0」を一般的には「れい」と読むようにしています。理由は、「ゼロ」は英語、日本語では「れい」だからです。「090」を「ぜろきゅーぜろ」と言うのは、「君の考えは」を「youの考えは」と言うようなものなのです。
・私が現行の読み間違いに気を使っている言葉ベスト3は、「他人事」「一段落」「施策」です。
他人事は「たにんごと」ではありません。一段落は「ひとだんらく」ではありません。施策は「せさく」ではありません。「ひとごと」「いちだんらく」「しさく」が正しい言葉です。
この他、「三階」「裏面」もよくやってしまう読み間違いです。「さんかい」ではなく「さんがい」「うらめん」ではなく「りめん」が正しい言葉です。
・「NHKことばのハンドブック」で「あ」の一番最初に出てくる言葉は「秋田犬」。一番お勧めの読み方は「あきたいぬ」、二番目に「あきたけん」と書いてあります。この場合、放送では第一優先の「あきたいぬ」を使います。
放送で使う言葉をどういう基準で決めているかというと、まずはもちろん正しい言葉であること。さらに抵抗を感じる人が少ない言葉であることです。つまり、「秋田犬」は「あきたけん」よりも「あきたいぬ」と読んだほうが、全国の視聴者の方には抵抗感が少ないという事なのです。
・アナウンサーが行っている滑舌のための運動は、「パ」「マ」「ラ」で練習します。「パ」と「マ」の発音は唇の動きが重要な「両唇音」と呼ばれるタイプで、「ラ」は舌の動きが重要な「弾音」タイプです。
「パラ、ピリ、プル、ペレ、ポロ」
「マラ、ミリ、ムル、メレ、モロ」
と一緒に言うと舌も唇も一緒に鍛えられる。