【感想・ネタバレ】オン・ザ・ロードのレビュー

あらすじ

安住に否を突きつけ、自由を夢見て、終わらない旅に向かう若者たち。ビート・ジェネレーションの誕生を告げ、その後のあらゆる文化に決定的な影響を与えつづけた不滅の青春の書が半世紀ぶりの新訳で甦る。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

ロサンゼルス入り(出張)のお供に連れて行きましたが、よかった…!アメリカ!という感じで、心身がlandingに向けて準備された笑。ナボコフのロリータとは全然違うロードノベルw

もっと若い時に手に取ってたらどういう感想だったのだろう。

ふたり並んで仰向けに寝て、天井をながめながら、神はいったいどういうつもりで人生をこんなに悲しいものにしたんだろう、と考えていた。ぼくらはフリスコで会う計画を漠然とたてた。…アメリカの男と女はいっしょにいてもひどく淋しい時を過ごしている。すれてくると、ろくに話もしないでいきなりセックスに入りたがる。まともに口説こうともしないー魂について率直に語り合うべきだ、人生は神聖で、一瞬一瞬、貴重なのだから。(p.92)

「ニューヨークで会おう、テリー」ぼくは言った。一ヶ月したら兄さんと車でニューヨークに来ることになっていた。でも、きっと来られないのはふたりとも承知していた。(p.163)

ぼくは好きなことが多過ぎて、いろんなことをごちゃごちゃにしたまま、流れ星から流れ星へと走りまわったあげく落っこちるというのだ。でも、いまは夜だ、夜とはそういうものではないのか。ぼくがあげられるものは混乱した自分しかない。(p.200)

「…ねえ、淋しいのよ」
「なにが淋しいの?」
「ぜんぶ。あーあ、ディーンがあんなに狂ってるんでなきゃいいんだけど」(p.261)

「あんたは何年もずっとだれにたいしても責任を持とうとはしなかったもの。ひどいことばかりして、こっちも口の出しようがなかった」…「あんたはね、自分のことと自分の下らない楽しみのことしか、考えてないのよ、頭にあるのは、股の間にぶらさがってるもののことと、ひとからどれだけ楽しみと金が引きだせるかってことだけで、そういう人をも要らなくなるとさっさと棄ててしまう。それだけじゃない。あんたはバカよ。人生をまじめに考えて、人生をきちんとしたものにしたいと頑張っているひとがいるのがわからないの。みんながしょっちゅうマヌケなことをしているわけじゃないのよ」
それがディーンだ。聖なるマヌケ(ホーリー・グーフ)。(p.310)

ぼくらのじっさいの人生が、じっさいの夜が、その地獄が、意味のない悪夢の道がボロボロの狂気と騒乱でいっぱいだったとは夢にも考えないのだろう。なにごとも、内側は終わりもなく始まりもなく、空っぽだ。無知がさまざまな悲しい形になる。(p.406)

0
2026年04月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公の作家・サルと親友ディーンはアメリカ大陸をヒッチハイクや自分の車で東西(最後はメキシコ)に行ったり来たり、道中はほぼ酒、盗み、ドラッグ、セックス、しかない。

盗んだバイクで走りだしてずっと走り続けたらこうなった、みたいな…(汗

「あらゆる文化に決定的な影響を与えた伝説の書」(裏表紙)だそうですが今だと迷惑系ユーチューバーっぽいかな。文章や構成も、めちゃくちゃなスピードで車で走った!いい女がいた!走り去った!目的地に着いた!という繰り返しで動画っぽい。

「旅がしたい」と思って手に取りましたが衝撃的でした。女性がモノ扱いというか、心を通わせるとかないんかーい、みたいな。でも自分にとっては異文化すぎて面白いと言えば面白かったです。令和の文学にもこういう「ありえない」疾走感が必要なのかも。

0
2025年02月07日

「小説」ランキング