あらすじ
「情報革命で人々を幸せに」――日米中3ヵ国でのキーパーソンへの取材と、2年越しの独占ロングインタビューで、不世出の事業家・孫正義の実像に迫る! ベストセラー『志高く 孫正義正伝』で人間・孫正義の原点と生き方を見事に描いた作家・井上篤夫が、事業家としてさらにスケールを増す孫と、創業30年を迎えたソフトバンクが打ち出した「新30年ビジョン」の持つ意味、そして彼らの目指す「情報革命」の意義を多面的な取材で説き明かします。「歴史の記録者」として、孫の取材をライフワークとしている著者による渾身の書き下ろしノンフィクション!
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Posted by ブクログ
孫正義という人物を、周りの人物の意見を踏まえつつ記述している。彼の情熱が非常によく伝わってくる1冊。「志高く」を読んでいない状態でも問題なく読める。
Posted by ブクログ
心に残った言葉を引用。
・竜馬がゆく、から志と理念学ぶ
・リーダーは人のために役に立つことに全力を傾ける人間
・ロボットがインターネットに革命をもたらすことは明確です
・何かをやる以上は自分の高い志のために人生を過ごしたらいいんじゃないかな
・短期的なビジョンでは無く、人生のゴールから振り返ったちょうきてきなビジョンを立ててみる
・限られた人生、ビジネスマンとしてぼくが活躍できる、経営者として活躍できるのは50年だ。50年から逆算してやれること、やらなきゃいけないことで無駄なものは全部そぎおとさないと、時間が足らないわけですね。
・真のリーダーというのは、高い理念とビジョンに基づいた志を高々と掲げてそれに100万の人々を引っ張っていく。その大軍がなるほどと涙を流さんばかりに感動し、心をうちふるわせて、そのビジョンのためなら腕の一本や二本はいらんと。
・そういう高い志で、大きなスケールでものを見て、そこに命を捧げる、情熱を捧げる、それこそ男冥利に尽きることだとぼくは思う。
・人間の価値はどんなに小さなことでも、人の笑顔のために貢献することにある。
Posted by ブクログ
事を成すにはやはり強烈な想いが必要なんだろうな。
想いが行動につながり実現する。
私の想いにはまだ強烈さが足りないんだろうと
反省させられる一冊でした。
Posted by ブクログ
何冊か孫正義氏の本を読みましたが、一番感じる事は、こんな偉大な人と同じ時代に生きている事に感謝です。
彼の言葉は自分には大変参考になるし、高い意識を持ち続けるモチベーションにも繋がります。
普通に考えて条件は彼と変わらない。
彼に出来た事が自分には不可能だろうか?
大事なのは出来ると思う事と、行動ですね。
30年後は勿論だが、彼は本当に300年後を考えて行動している。
そんな人間がどのくらいいるのだろうか?
20代の頃に考えた言葉が今も変わらず、語れる。
本当に凄い人だと思うし、大変勉強になる一冊です。
Posted by ブクログ
理念(志)を持ち、そこから常に自分のビジョンを持つことを強く主張している。ビジョンがあれば、それを成すための戦略を建てることができ、その戦略を実行するための具体的な戦術、施策が生まれてくると思う。まず何かをしようとするときは目標、ビジョン、コンセプトを最初に設定することの大事さが伝わってくる。読んで時間が経ってから書いているため、感想が曖昧になっているので、いつか改めて読みなおしみるべきかもしれない。
Posted by ブクログ
「哲学者」「誠実」「革新的で勇敢な人」」「商売人」孫正義氏を評する意見は実に様々だ。本書は、事業家としてスケールを増す孫正義氏と、創業30年を迎えたソフトバンクが打ち出した「新30年ビジョン」、目指す「情報革命」の意義を多面的な取材で説き明かしている。成し遂げたい夢を実現する生き方や人生のあり方について考える一冊。
Posted by ブクログ
孫さんの本は、これで6冊目ですが、全ての本から勇気をもらえます。
そして、孫さんが、如何に努力家かということが分かります。
色々な方が、孫さんの本を書いていらっしゃいますが、井上篤夫さんの書がもっとも読みやすい気がします。
「志高く」も、良かったです。
Posted by ブクログ
今や誰もが知る孫正義について,周囲の人への取材,一年以上に渡る本人のインタビュー・講義からなる本。インタビューは母校の教師からユニクロの柳井社長,アリババのマーCEOなど,幅が広く,貴重。
講演からは「志」のあり方を教えてもらった。孫正義の事業・方法論には賛否両論があり全面的に支持できない部分があるかもしれないけど,実業家としての孫正義の背景やメンタル面をうかがい知ることができる一冊。
Posted by ブクログ
孫正義・ソフトバンク30年ビジョンに絡めた、いわゆる伝記ですかね。
前半は生い立ちと、人生の重要シーンにかかわった人々へのインタビュー、後半は本人へのインタビューでまとめられた本。
孫さんの関連本は過去ほかにもちょっと読んでいるのと、30年ビジョンの発表の場にもいたので、けっこう身近で吸収しやすい内容。
ただ、それだけに僕にとって新鮮味は薄かった。
毎度けっこうリアルに思うのは、なかなかこうはなれないなぁ…ということ。
身近な人の話、過去のエピソードを読むたびに、バイタリティと初志貫徹の精神には一方的に恐れ入るだけで…。
大風呂敷の拡げっぷりと、それにふさわしい行動は今後も注目。
Posted by ブクログ
会社の図書として読みました(DVD付き)。100ページ分が文字の為、1時間前後で、ザックリ読めます。
52歳の孫氏が、ある程度事業を安定させた隙間に、次世代へ孫氏のDNAを継承すべく、社内社外を含めバトンを渡すため、大きな視野に立って2030年ビジョンとしてソフトバンク2万人の社員が参加したイベント全貌。
中身は、1、理念 2、ビジョン 3、戦略
とシンプルでわかりやすい。
2030年をビジョン化するため、300年前に遡り、未来像を描く。
未来のビジョンを描けない経営者が多い中、描けるソフトバンク孫氏は、確かにすごい!
しかし、あんまり大したことないと思うのは、「情報革命で世の中を幸せにする」という理念が、時代遅れだということ。彼が見ている世界は、過去300年!近代の始まりまでである。
それ以前の時代を含めた、なぜ人類が四苦八苦し、戦争が止まらないのか?という原因を知らずして、確実に言い切れるビジョンは信じられるものなのか?そこを孫子に聞いてみたいものである。