【感想・ネタバレ】まばたきと人魚姫のレビュー

あらすじ

おとなしくしていたのに、きみが焚きつけるからだ

人魚姫みたいに泡にならない──報われない恋だとわかっていても。

事故で母を失い、自らも重症を追った中学生の温を引き取ったのは、亡き母の勤務先の社長・寒河江倭だった。車椅子生活となった温のため屋敷をリフォームし、専任の理学療法士まで手配してくれるという厚遇ぶりだったが、倭はぶっきらぼうで表情が読めない。けれど入院中、話せない温とまばたきで会話してくれた優しさを知る温は、倭への思慕をつのらせていく。そんな二人の間には一回り以上ある年の差と倭の大人の分別がそびえ立っていて……。

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Posted by ブクログ

まばたきと人形姫、この作品名どんびしゃり!

母子家庭の温。
大好きな母と共に事故にあい大怪我を負い話せず動けない状態になってしまい心もとない時に現れた人、寒河江。
話せない温とまばたきの回数でYES/NOを、で会話する2人がいいです。
温は話せるようになりまばたきでの会話はなくなりそれはそれで良かったです。
この先どうなるのかと思っていたら寒河江が温を引き取りここまでするのかと驚く程の対応をしてくれ、恐縮しまくる温に心の清らかで真っ直ぐさを感じました。
体が思うように動かない不自由さに落ち込むけれどリハビリに懸命に取り組む姿は輝いて見えました。
しかし理学療法士の貝谷がとんでもない人で。
でもそんな貝谷に対しての温の複雑な気持ちが胸にチクリと来ました。

元から好感のあった寒河江の事が恋愛の意味で「好き」だと悟り、寒河江の温や母親への罪悪感をぬぐい去るためにも寒河江の元を去ろうと決めた温、今までの思考とかとても14歳は思えないほどしっかりとしていて凄いと思うかたはら悲しかった。
寒河江から「家族になろう」の言葉に考え悩み温は「好き」だと告白し、けれど寒河江も温を好きなのに年齢の事で思いとどまっていたのはやはり寒河江の大人としての考えで当たり前なのでもだもたしてしまう温が可愛かった。
18歳になるまでお預け、まばたきで会話する2人が微笑ましかったです。

SSは温がいよいよ18歳を向かえることになりようやく恋人として前に進めて良かった良かった、でした。

特典ペーパーでは温が寒河江宅に引き取られまだまだ遠慮してしまう頃の温の寒河江へのほのかな恋心が良かったです。

0
2025年06月01日

購入済み

最後まで

突然の交通事故からのはじまりに
母親の勤め先の社長に引き取られリハビリ、同居
その間に生い立ちが出てくる
会話も最初は出来ず瞬きで意思疎
設定がみんなつながってなくて、
とにかく読みにくい

0
2025年07月11日

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