【感想・ネタバレ】禅的生活のレビュー

あらすじ

生きにくい世の中である。不況、雇用不安などの外圧もさることながら、個人の内部に深く根差した、生きるための目標、足場の固め方までもが見えにくくなっている。だけど、しょせん人はこの身と心で生きてゆくしかない。それならいっそ、ものの見方をがらりと変えて、もっと楽に生きるための思考方法を身につけてしまおう。作家にして禅僧である著者が、禅語をもとにその世界観をひもときながら、「今」「ここ」を充実させるための様々な智慧を、坐禅なしに伝授してしまおうという画期的にしてフラチな人生指南&禅入門の一冊。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

若干理解が誤っているかもしれないが、
・本来の自分は動物的なもの。
→p.64 本来の自己は傷つきもしないし汚れもしない。しかし作り物の自己は作り物であるが故に傷つき汚れやすい。迷いも、この作り物の自己に特徴的な現象なのだと思う。…禅が否定するのは学習や経験によって形作られた価値判断やスキキライによって、今の出逢いに余計なものが介在することだ。「先入観」なく、出逢えというのである。

煩悩とは…p.119
1.全体視機能(いっしょくたに見ちゃう)
2.還元視機能(細部ばかり気にする)
3.抽象機能(概念に溺れて具体を見ない)
4.定量機能(数えたり計ったりして、もっと欲しがる)
5.因果特定機能(ついご褒美を期待しちゃう)
6.二項対立機能(つい比べちゃう)

風吹けども動ぜず

p.130
日日是好日

晴れの日だけでなく、雨の日でも風の日でも曇りの日でも、独立した瞬間と新鮮な出会いをする。一瞬一瞬が新しく、ありがたい。

禅とは、無理をせず、自分を、自分の感情の変化をも含め突き放して考えることなのかな、と思った。
自己の充足、というか受容の上に、利他や慈悲がある…のかな?
全ては自己の中にある、とはそういうことかしら。

禅は究極の個人主義というくだりもあったような気がする。
自分には合うと思う。

0
2018年12月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

思考をコントロール出来ず、頭の中が熱くなり、イライラしてしまう状況というのは誰にでもあるだろうが、かくいう自分もそんな状況に度々悩まされている。

この本で紹介されている「禅」は、そういった「迷いの思考」に対する解決策だ。まずは、意識的に心と体をニュートラルな状態に近づけ、あらゆる妄想を排除していくところから始まる。

哲学や脳科学からのアプローチを交えて禅を解説していて分かりやすい。また、時に笑いを織り交ぜた面白味のある文体には好感が持てる。

0
2012年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

(読み終わってませんので記載中)

払ってもいい金額:1200円

基本的にわかりにくく読み進めにくい本なのですが、
仏教だか禅だかの予備知識があると読み進めやすいかも。

アクビのやり方(P14)
1ハナゲ(P32)

とかわかりやすい部分もある。

「7つの習慣」同様、原則に基づいたことが書かれていて
何度も読み返すだけの価値はある、ように思える。

(2020/04 やっと読み終わった)
後半は宗教色が強くなってきた印象で☆一つ減らしました。
払ってもいい金額:800円

0
2020年04月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

世界を変えたくば、心に、心を許すな。世界は所詮お前の心を通して作られる。何者にも囚われない心で世界を見れば、良いも悪いもなく、全てを瑞々しく感じることができる。現実生活に、禅的な視点を差し込むことでもっと世界は生きやすくなる。

0
2022年04月16日

「学術・語学」ランキング