【感想・ネタバレ】質問力――話し上手はここがちがうのレビュー

あらすじ

話し上手な人というのは、ネタのおもしろさや話し方のうまさもあるが、質問がうまくて相手からおもしろい話が引き出せる、という面を必ずもっている。逆に質問がうまければ、自分に実力がなくても優れた人から情報が引き出せる。話す内容をおもしろくするのは難しいが、質問は鍛えれば誰でもうまくなる、すなわち技化できるものなのだ。谷川俊太郎、河合隼雄、村上龍、黒柳徹子、ダニエル・キイスなどの対話名人から学ぶ技。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

しかし初めて会う人と3分後には深い話ができたり、相手の専門的な知識や話題を、たとえ自分は素人でもきちんと聞き出せる能力があるかないかは、その人の人生の豊かさを決定づける鍵になる。出会いが人生の豊かさの質を決めるのである。
初めて出会う人と、どれだけ短い時間で濃密な対話ができるか。実はここに社会で生き抜く力の差が生まれてくる。これからの社会で間違いなく必要とされるのは、「段取り力」と「コミュニケーション力」だ。自ら動き、組み立てていく力を学校教育はおろそかにしてきた。 拙著『「できる人」はどこがちがうのか』(ちくま新書)で私が述べた3つの力は、教えられなくても自分でポイントを盗んで技をマスターする「まねる(盗む)力」と、これと連結する「段取り力」、その上で要約したり質問できる「コメント力」である。この3つが社会で生き抜いて行くために必要な力である。 社会人に聞くと、「確かにその3つがあれば生きていける。自分も学校教育ではあまりその力は鍛えられなかったが、社会に出たとたんに3つくの力の必要性を痛感している」と語る人が多かった。
実は受験勉強や他のすべての試験にパスするヒントもここにある。問題を作る側に立ってしまえば、テストはあっけないほど簡単に解けてしまう。あるところまで勉強すると出題者の意図が手にとるようにわかってくる。なぜそのようなことを聞くのか、なぜこの選択肢を用意したのかがわかり、「ああ、苦労して問題を作ったんだね」という気持ちになると、ほぼ間違いなく正解を答えることができるのだ。
今思い返してみても、私は自分の価値観を答に反映させすぎていたように思う。向こうは客観的な評価をしなければいけないので、私一人の価値観や深い読みにかかずらわっていることはできない。出題者はもう少し浅いところできちんとふるいにかけたいのである。


人間が成長していくためには自分より優れた人と対話するのが一番はやい、テニス上達のコツは自分よりうまい人とうつことだ

聞き方がうまければ自分に実力がなくても面白いひとの面白い話が聞き出せる 教育欲

こういうことをきいてくるのは将来性がある、良く勉強しているな、自分なりのもののみかたをしようとしているな

質問力が高いひとは余計なことはきかず肝心なことだけきいてくる

質問力は状況や文脈を常に把握する力が試されているといえる

メタディスカッション
こえてうえからみおろすというしてんをもつことが質問に対しての意識をうむ

質問を出したひとで場は支配されていることがわかる

コミュニケーションの秘訣は質問力にあり
質問さえできればコミュニケーションはほとんど大丈夫

はっきりいうと頭の良さは文脈をつかむ地からといえる。
文脈をはずさずきっちりと織物をおっていくように対話ができる能力は練習すれば誰でもができるようになる

言葉がやり取りされている水面下には相手にも自分にも経験世界がある。誰もが自分の経験世界を話したい。
じ分の話をしながら空いての経験世界をくみとりうまく引き取って自分の面白い話に繋げていく
会話がうまいひとは自分の経験世界を会話のなかに折り込みながら話をする

楽しいばを作っていくためには経験世界を混ぜ合わせることが大切になるだろう。このように経験世界を絡み合わせるための鍵が質問力である
空いての苦労や積み重ねてきたものを掘り起こすような質問ができると少なくとも相手にとっては深まった話ができた印象になる


自信をもって扱える道具をひとつあげてください。という質問は自分が今までやってきたことをクリアに考えることができる、具体的かつ本質的なといである
谷川俊太郎の33の質問
仲畑さんの質問は「あなたがいいと思うコピーを10個書いてください」というものである。
良いコピーを産み出せるかどうかは世にでているコピーの良し悪しを見分けるセンスと密接に関連
あなたが今までの人生でインパクトを受けた本を10さつあげてください。映画をあげてください。人物を何人かあげてください。
 質問は網だ。しっかり作っておけばいいさかながとれる

質問とは空いての状況、相手の興味、関心を推し量り自分の興味と関心をすり合わせてするものである。
人に語ると整理できる。これは頭を整理する鉄則だ。逆にいえば頭を整理させてくれるような質問を自分に降ってくれる人はありがたい。だから一生懸命答えたくなる

座標軸の概念

つまるところ自分の興味と空いての興味を擦り合わせて質問を考えるということ

アンケートのなかに一番ききたい質問として今あなたはどこにいますかという質問

具体的勝つ本質勅使な質問

具体的なことがらをききながら本質的な事柄に迫ることができるのか、具体的かつ本質的な質問力のゾーンとなる

質問は思い付くものではなく練り上げるものと思うのが上達の近道

コミュニケーションの秘訣はそいつつずらすことにつきる

相手が少し前にいったことばをもう一度今の文脈にもちだすというわざ
空いての話のなかにキーワードをまず見つける。そして相手の口から発せられたことばを自分も使うと相手は大変交換を覚えるのである

自分の経験世界だけで話さず外部のテキストとして話すのは会話を盛り上げるこつ

共感けい、まとめけい、整理けい、相手を話しやすくさせていくスタイル

会話でもいいおとをさせてとる技術がある。あぁなるほど!と手を叩きながら繰り返す

ブルペンキャッチャーが音のしないミット

あっ先程先生がいわれたことはこういうことですね

方言は個人と向き合ってる印象をつよく与える、その人がうまれそだった風土の染み込んだもの

相手と自分がいったいどこでつながっているのかつよく意識しながら対話することがいい質問をうみコミュニケーション全体を生き生きとしたものにする

その人間がいちばんちからをいれている部分をしっかり認めることがコミュニケーションには必要である

コミュニケーションのこつはその人の奥底にある経験を引きずり出してくるところにある

五分間に大事なことを20こくらいいったからどれにリアクションしていいかわからない
相手の行ったことに対して!それは別のこれとにていますか、と質問するのは質問の王道である
こうした質問はひとつのかけである。まとをはずす場合もあるが当たれば大きい
もってきたものがあいてのけいけんせかいにあるものならよくぞわかってくれましたということになる
 性的関係をもちながらろまんてぃっくらぶの考えを永続させようというのは不可能

だれでも好きなものについて語るのは気分がいいので上機嫌になる

相手に沿うのではなく相手を自分に沿わせてしまう


どちらへ、ちょっとそこまで、はいみのないやりとりだ。だがこれが潤滑油として必要だ

適度な距離感を保つために必要な会話だからそれほど具体的に答えなくてもいい。答えられても困るだろう。だがなにも質問しないとそっけない。人に話しかけるときお元気ですか?とか最近調子はどうですか?とか軽い質問で話しかけ軽く答えて一応終わる意味のないコミュニケーションも時には必要である。

まともに細かく答えられてもきいた方が困るそういう種類の質問、

先程古田さんは野球にこつがあるとおっしゃいましたが、古田さんの打撃が劇的にかわった瞬間って何度かあると思うんですけど最初はなにですか?
何度か劇的にかわった瞬間があると思うがそのきっかけはなにか?

変化について語るのは非常にやりやすい。相手に変化前と変化後を比較させて話させれば良いから

ひとつだけだとなにも触発されないものが2津並べて比較するといろんなものがみえてくる

大事なのは劇的にかわった瞬間については人は暑く語る。かわった瞬間は人生のクライマックスだから相手のエネルギーがかかっている。底をつくのは非常に相手をそ剃る質問である。

コツについてきくのもいい。
どんなこつがあるんですか、そのこつをどつやってみつけたんですか?という質問は総じて喜ばれる
坂本が苦労を重ねてきた思いが込められているところをこつというかたちで質問すれば口から言葉がほとばしる

技術というのは非常に具体的なポイントでありその人の専門性を尊重することにもなる
発見をしたときの閃きや工夫したポイントについて質問していれば彼の頭脳ならクリアに説明してくれることだろう

会話に目的を文脈を、きいてみただけは許されない

その人にしかきけないことをきくのが礼儀だろう
質問力を高める基本は相手に対して事前に勉強を済ませておいて、相手の専門性に自分を加速させて寄り添った上で質問をする

具体的にいうとどういうことなんですか

基本技は抽象的な話しになりすぎたら具体的にいうとどうなるかと質問する。具体的な話が長すぎたら本質的なテーマにもっていく。この往復運動がずらしのこつである

素朴だが本質をついた質問

私個人の暦の話になりますが、と前置きができることは大切だ

限られた時間のなかで相手にとって本質的なことがらを聞き出すことごできる能力のことをいう。
取り分け答えているとうじんがその質問をされるまで思いもしなかったことがみちびきだされるものを最も優れたクリエイティブな質問という

同じニューヨーカーとして
~としてきくという習慣は会話をクリエイティブに組み立てていくためにたいへんよいほうほうだ

あいてが行ったことに対してどうしてかとききその答えに対してわかるよと受ける段取りはきょうかんけいのきほんさほう

ひとつでもインスピレーションを得ることができればコミュニケーションは完全な成功である

あとで本の作り方をはなすからというのは見事なアメリカ的なギブアンドテイクのせかい

物事の結果についてきくよりなにかがうまれてきた敬意についてきいた方が得るところが大きい

ハイレベルの質問力で大切なのは自分自身にその質問をしたときどう答えるのかを一応シミュレーションしてある程度の答えを用意しておくということ

相手に一方的におんぶしたりぶら下がったりということをしないで相手がだしたらこちらもだすということをくりかえしていく

相手について十分した調べをした質問をしていく。視聴者にとっては非常に生産的である。

自分が相手について勉強した結果発見したことを仮説にして相手に確かめている

その人にとって活動の根幹をなしている本質的なテーマについては常に降れておいた方がいい

綿密にした調べをしてポイントを落とさずしかも質問者自信がテーマをもって望んでいるところに特徴があふ
自分が心理を特のではなく相手に質問することであいてじしんにきずかせていく
悪魔がだした3つのといがキリストの本性あるいは人類のみらいのすべてをようやくしてしまった

彼の中にあるある種の憤懣といったものに火をつけ、ふたを開けるような質問である
質問が短いのに答えは長い。ということはそれだけ客を引き抱くパワーをもった質問
普通の意味の対話ではなく質問だけでなりたっているコミュニケーションだ。だから質問力の高さがあからさまに試されている
相手に対してよく勉強をしていて他の人が気づかないようなポイントを質問すること似よって信頼を得るのはコミュニケーションのひとつの方法だ

質問や対話のコツとして、相手が苦労していることがらで表にでにくいポイントに関してきく

日記書くとき、机に座って思い出してもほとんどでてこない、
翌日何かの表紙でぽっとおもいだす
人生も婚カツもそんなものか
出会おうと思ってるときにでず、おもわぬときにでる
ならばいつでもでれるよう今を真剣にいきる
今を真剣に生きていれば偶発的にであえる
今を真剣に生きていないから婚カツになる
こんかつとなったじてんであうとじゃね?
あなたの支店からラウンド後とに解説してもらえますか
質問次第で人のすごさが浮き彫りになる
とてもシンプルな質問だがこの程度で3つ4つの質問でアリの精神的世界におこった出来事を国名に聞き出している
なぜあなたは仕事ばかりしているのですか

へいりーはあえて自分の質問を短くすることによって相手の話しをより多く引き出すことに成功している、それでいてテーマせいを外さない、切れ味の良い質問である
とうじんが思ってもいないようなことを引き出していたり、いままでつながってなかったものがつながってきたりひとつのテーマが非常に深まってきたり質問によって自分自身も忘れていたようなことがわきあがってくる経験がコミュニケーションの喜びである

あくまがだした三つのといがキリストの本性あるいは人類の全ての未来をようやくしてしまった

自分が心理を特のではなく相手に質問することであいてじしんにきずかせていく

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2023年03月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

質問や対話において重要なことが詰まっていると感じた。とても勉強になった。
参考にして人と上手に話せるようになってゆきたい。

・「質問力」は状況や文脈を把握する力を試されている。
・自分の話をしながら相手の経験世界をくみ取り上手く引き取って自分の面白い話に繋げる
★いい質問とは?→具体的かつ本質的な質問、文脈に沿っていて相手の過去に沿っている質問
★ひっかりを作る努力が大事
→相手の自分の共通点を意識する
→相手の話からポイントをたくさん見つける
・具体と抽象の往復運動
★対等な関係性、相手が出したらこちらも出すを繰り返す
★プロセスを聞く「どうして」「どうやって」
・相手についての情報収集
★相手が苦労したところに共感する、その人間が一番力を入れている部分をしっかり認める、表に出にくい部分んだとなおよし


【アクション】
・共通点やポイントを相手の話から積極的に見つける
・相手についての情報収集を怠らない
・相手が苦労している事柄で表に出にくいポイントを見つけ、共感と承認を行えるようにする
・相手が出したらこちらも出す
・相手の過去に沿った話を今に絡める

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2024年05月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

齋藤孝さんの著書は年に数冊ペースで触れたいと思ってる。「脳内会議」で齋藤孝さんに参加してもらいたいから。
数ヶ月に一度、齋藤孝さんにおいで頂いて語り尽くして頂くような機会が本を手に取ることで得られるのは素晴らしい体験。この感覚を維持することも人生を豊かにする。

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2025年08月29日

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