【感想・ネタバレ】無思想の発見のレビュー

あらすじ

日本人は無宗教・無思想・無哲学だという。さて無思想とは、どのような事態か。もしかするとそれは、「ゼロ」のようなものではないのか。つまりゼロとは、「なにもない」状態をあらわしつつ、同時に数字の起点でもある。ならば、「思想がない」というのも、ひとつの「思想」のあり方ではないか。日本の風土と伝統が生んだ「無思想という思想」を手がかりに、現代を取り巻く諸問題、さらには、意識/無意識とはなにかを、大胆に、されど精緻に考え尽くし、閉塞した現代に風穴を開ける。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

養老先生がまた変な事を言い出した。
日本人には思想・哲学ははないというが、「思想はない」という思想があると。また、日本人は特定の宗教は信仰していないと言うが、「特定の宗教は信仰していない」という一種の信条のようなものを持っていると。
よく言えば多層的に、悪く言えばアイディアの羅列のように日本人の「思想はないという思想」を分析している。大まかには、日本人にとっての「世間」が欧米人の「思想」に対応すると。脳内の思考をより抽象化して上に積み上げていく作業より、下に下げて、現実との結びつきを重視するのが日本人だと。

確かに、日本人が世界に送り出したもの、「食」「マンガ」「アニメ」「武道」「建築のセンス」「電化製品」「自動車」、全て具体的な形を持っている。抽象度は低く、非言語的だ。
養老先生はやはり面白い、変な事を思いつく人だな。現在生きている日本人の中では最大の思想家だと思う。

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2012年03月20日

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