あらすじ
聖ミレイユ学園で相次ぐ惨劇――ウォーレン神父は校庭で落雷に遭い焼死し、ベルイマン神父は密室と化したサンルームで、自然発火としか思えない焼死体で発見された。理解不能な怪事件に挑むのは「汎虚学研究会」の部員たち。だが部長だけはたびたび見る「狂った赤い馬」の悪夢に悩まされ、推理どころではなく……。少し浮世離れした少年少女たちが解き明かす凶々しき真相とは?
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Posted by ブクログ
汎虚学研究会に所属する4人の男女が経験するホラーミステリー。
幽霊ものと本格ものが混じってます。
後半のお話はキャラものとしても全然問題ないよ的な作りで、寧ろマサムネとタジオの関係を詳しく知りたくてたまらないという。
もちろん続編はあるよね。
Posted by ブクログ
聖ミレイユ学園のダラダラしゃべるクラブ「汎虚学研究会」のマサムネ、タジオ、フクスケ、タマキが学内の事件を解決する短編集
「闇のなかの赤い馬」
密室のサンルームで焼死した神父と赤い馬の絵が消失した謎とは
「開かずのドア」
工作室の開かずの間で死んだ女生徒の幽霊を呪文を発して撃退する
「世界征服同好会」
30年前の映研が製作した自主映画の作家がフクスケの母だった
「ずぶ濡れの月光の下」
タジオが怖い老婆に追われてどうしよう…と思ったら夢だった
「個体発生は系統発生を繰り返す」
タマキとマサムネが人の罪と記憶について談義する
〈感想〉
初出が2003〜2012年とバラバラで各短編は舞台は同じだけどそれぞれ独立した作品で、最初の作品が本の半分を占めていて濃厚なミステリーだった。逆に他がページ数少なく物足りず