あらすじ
「この作品を盗作してください。さもなければ、あなたの小説はもう刊行しません」謎の原稿を送りつけてきた担当編集者の口から信じられない言葉が飛び出した。江戸川乱歩賞受賞から10年になるミステリー作家は頑なに断るが、編集者は次から次へと忌むべき提案をしてくる。いったい、この男の目的は何なのか、この原稿は何なのか、そして私は何者なのか。デビュー10年の江戸川乱歩賞作家が、小説を書くことを突き詰めた問題作。
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Posted by ブクログ
編集者の溝口から盗作のオファーを受けたミステリー作家の中村.逡巡する中村と溝口のやり取りが面白い.溝口は理由をはっきり言わないが,最終段階で意外な事実が浮かび上がる.楽しく読めた.
Posted by ブクログ
釣りの話しではない三浦明博作品です。
人の作品を自分の作品として発表する…そんな無茶苦茶な、というストーリー。
話自体は読みやすいのですが、話の中のストーリーの方が面白いのかな?
Posted by ブクログ
10年前に乱歩賞を受賞した作家に担当編集者から盗作の依頼。その作品は志半ばで亡くなった編集者の兄のもので世に出したいと約束を果たすためだった。作家は苦悩の末盗作として書き上げるのだが。巻末にこの小説がその盗作作品だと書いてるけどそんなことないか・・