あらすじ
日頃なにげなく見ていたり接したりしている植物たちの驚くべき生態と戦略。ぞくぞくわくわくするおもしろいサイエンス読み物。
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Posted by ブクログ
とても分かりやすく書かれているので、中学生でも読めそうです。自然科学が好きな子には、特に読んで欲しいです。
楽しげな文体なので、大人がお茶のお供に気軽に読むのにも向いています。生物関係を本格的に勉強している人は、すでに知っている内容も多いかもしれません。が、生物学は嫌いじゃないけど詳しくは知らない、という人が読むと、より生物学が好きになるのではないでしょうか。
それぞれの章の導入も、誰もが自然と興味をひくように、ありふれた話から入っていて読みやすい点も素敵。
Posted by ブクログ
この面白い本を紹介する前に、『イエスの遺伝子』の話をさらりと
残念ながら、私にはちょっと面白みを感じなかった。
まるで『ダビンチコード』を思い出すようなキリスト教をめぐる話で
遺伝子を見つけるために、奔走し、殺し屋さえ出現!
ダビンチコードさえ私にとっては、同じキリスト教を
モチーフにした話としては
『エイト』のほうが楽しかったくらい。。。で、おすすめは無し!
さて、本題。
『植物という不思議な生き方』
はもしかしたら
ずっと前にピン子さんのおすすめだったような。。。
内容が実に面白い!
豆科の植物の根っこに丸い玉のようなものを
見た事がないだろうか?
これは根っこが根粒菌に侵された後なのだが~
実は、被害と思いきや、根粒菌とは仲良く共存している
豆科の植物は根粒菌にエネルギーの源となる『糖分』を与え
根粒菌から『窒素』を固定してもらう。
初めからこうだったはずは無く、
初めは単に植物を侵す病原菌だったはず、、、
それが、長い攻防の結果、お互いにお互いの役に立つ事で
折り合う事になったらしい。。。
作者は戦争を例にとってなんと平和的、、、と。
だが、もっと調べると、なかなか厳しいという事が判る。
根粒菌の働きが悪いと、
豆科の植物は、菌に栄養を与える事を止める
而も、菌のスキなようにはさせていないで、
それ以上根の中に入れさせないように
『とうせんぼ』もできるらしい。。。。
他にも、たくさんのエピソードがおもしろ可笑しく紹介されている。
理科や庭しごとが楽しくなる事、
うけあいの本です!おすすめデス
Posted by ブクログ
自らの意志や力で移動したり、危機から逃げ出すことができない植物が長年かけて獲得してきた、自己防衛手段や繁殖の手法は・・・なにか現状から抜け出せなくてもがいている人たちに、ちょっとだけ考え方を工夫してみたら? っていわれているような気にさせてくれる本でした。
「したたか・」・・って感じはこんな生き方なのかな?