【感想・ネタバレ】なぜザ・プレミアム・モルツは売れ続けるのか?のレビュー

あらすじ

ヒット商品に偶然も、惰性も、あり得ない!

物が売れない時代といわれる中で、通常よりも30~40円高いビールが売れている。

サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」。

デフレ不況に逆行するこのヒット商品を生み出すために、会社と社員はどう動いたのか。
開発者や営業マンたちに、どんな挑戦があったのか。
45年間赤字が続いたサントリーのビール事業を黒字化する原動力となったこのヒット商品が生まれた過程は、不況下のビジネスヒントに溢れている。
さらに2012年春、8年連続で売上を伸ばしていた商品のリニューアルが行われた。
大胆な「攻めの決断」の裏側を加筆した文庫を電子化。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 ビールという既存の市場に,「舌で飲む」「ハレの日に」というこれまであってなかったようなコンセプトで新たなニーズを作り上げる。プレミアムモルツってほんとに見事なビジネスモデルを構築した製品だったんだなぁ。
 でも成功の裏に,開発・生産者・営業などほんとたくさんの人の努力と苦労があったことがよく分かる本の構成でした。
 どれだけ赤字を垂れ流してもあきらめない,やってみなはれの精神を実行できる会社役員の下で働ける幸せ,最近の日本の産業界が忘れていることをやり遂げたサントリーはほんと見事。

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2012年09月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【味ではなく気分を売る(~世界最高峰のビールだという自負がある。)】
・最高金賞受賞の味を捨てて作り変える再活性化策
・矢沢永吉(本物)を起用し、至福の表情で「最高」と言わせたCM
・「大切な人に贈りたい」ギフトから広げた口コミ。

なぜプレモルが売れ続けるのか?それは気分を売っているからという結論に達した。

プレモルブランドとはお客との絆だという。絆とはお客がプレモルに口をつける瞬間。
その瞬間の鮮度維持(製造から出荷までの日数短縮、飲食店へサーバーの清掃とそそぎ方の指導、家庭へのグラス配布とそそぎ方のCM)に力を注いでいる。
ちなみにラベルは正面から見るとピルスナ―グラスを形とったデザインで「余韻」を感じさせる。

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2013年04月10日

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