あらすじ
マーケティングマインドとは、顧客に「買う理由」を提供すること。顧客に喜んでもらいたい、驚いてもらいたいという気持ち、すなわちマーケティングマインドを常に忘れないようにすれば、顧客に「買う理由」を提供できるようになる。
例えば、BMWのチーフデザイナーは「どんな車に乗りたいですか」と聞くのではなく、7シリーズのような高級車に乗るのはどういう人なのかを徹底的に考え、その人たちが求めているデザインを想定する。
「BMWは顧客の声を聞かない」「ユニクロのターゲットは広くて狭い」「経済危機で売上を伸ばしたウォルマート」……。
豊富な事例、エピソードから、マーケティングの重要なテーマ、キーワード、そして新たなトレンドを学ぶ「教科書」。
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Posted by ブクログ
外資系コンサルファームで働く実務家による著作。
内容はタイトル通りです。
さすが実務家が書いているだけあって、日本のマーケティング書にありがちな現実離れした理論ガチガチの本ではなく、卑近な例もたくさんで非常に読みやすい。
あまりマーケティングになじみがないけど興味はあるという人には第一歩としていいと思います。
「マーケティングとは買う理由を与えることである」
「変化の兆候にいち早く気づくためには定点観測を続けるべき」
なるほど。一理あると思わされます。
Posted by ブクログ
マーケティングの考え方について記された良著。
メモ
・常に成功社であろうと思ったら、断面で切ったマーケティングを考えること。時間の概念を超えたマーケティングマネジメントの両方が必要
・変化の波には3つある。不可逆な大きな波、揺り戻しのある揺らぎ、理論的背景を伴わないノイズ。
これを見分けて対応を考える。
年の成り立ちや人口統計がこれを見分けるヒントに。
・定点観測も上記を見極めるヒントに
・オーダーをゲットするのでなく、マーケティングによりオーダーを作り出すこと
・顧客に買う理由を提供することがマーケティングマインド
Posted by ブクログ
知人に勧められて借りたマーケティングの入門書
マーケティングにも興味があったのでちょうど良かった
著者は、パルコから日本総研とかを経てブーズ・アンド・カンパニーっていう外資系コンサルに現在所属している人
そでの部分の紹介によると「知の編集作業」って言葉が出てきていることを考えると、この人も松岡正剛好きか!?
全然関係ないけど、松岡正剛さんの本も今度また読まなきゃ、だな
で、内容はというとマーケティングの技術、というよりはマーティングをする上での考え方を教えるための本(まあ題名通りだ)
以前の「あなたの説明はわかりやすい」と言われる本の感想でも書いたけど、これも構造が非常に分かりやすい
まず第一章の始めで、著者自身の「財布を落とす」という経験談で惹きつけておいて、第一章の他の項でこれから説明することの概略を匂わせている
「マーケティングマインド=顧客の視点」
理論よりも重要なのは普段からいかにマーケティング的な視点で物事を見ることであるとする「ストリートスマート」
「差別化」、
「時間の概念を加えたマーケティングマネジメント」
「「誰に、何を、どうやって」を常に考えること=4P」、
「顧客満足度」、
「あえて顧客の声に耳を貸さないこと」
などのことだ
そして、それらの考え方を、表現を変えたり、以下の様な理論を具体例を元に紹介したりして説明している
理論については、
STPやブランディング、市場密着型と市場駆動型マーケティング、要因別売上分析、CRM、FSP、マーケティングROI、パーチェス・ファネル、プライシング、プライス・センシティビティ
などを挙げていて
具体例では、
ユニクロとかダイソン、BMW、ユーミンとサザンやパルコ時代の自身の経験
などを挙げている
その上で、「現在、「モノが売れなくなっている」と言われているのは実はマーケティングの考え方そのものが、過去のやり方に縛られているせいなのではないか」と言ったことまで踏み込んで書いている
マーケティングがどういうものか、どういう考え方なのか、そして現在どうなっていくべきなのか、 なんとなく今まで自分がイメージで捉えていたものが分かりやすく、かつ理論や具体例を元に書かれていてためになる本だった
また、「面白そうだしマーケティングについても勉強しよう」、と思わせてくれるような本だった
Posted by ブクログ
マーケティングの第一歩とは顧客の気持ちが分かること。
顧客は限られたお金をどのように配分すれば自分が一番楽しめるのかを考える。直接のコンペティターのみに目を向けても無駄。
マーケティングとは満たされていないニーズを満たすこと。人々が欲しがるもので、なおかつ他の人が提供できないものを探すこと。そうすれば成功する。
今日本では生活が豊かになり、少子化が進行し、初めてどのモノに接するという顧客は減っている。
Posted by ブクログ
目的
マーケティング思考を強化する為に、何を具体的に習慣化するかを学ぶ。
・本、雑誌、映画は、新聞は系統的かつ大量に読む
映画
・バイクに関する映画
大脱走、愛と青春の旅立ち、世界最速のインディアン
MAD MAX、さらば青春の光、ハーレーダビッドソン&マルボロマン、MI2、
・ある街に関する映画
・ワイン(モンドヴィーノ、サイドウェイ)
Posted by ブクログ
堅苦しい専門書ではなく、丁寧でありながらユーモアたっぷりの著者の文書が素晴らしく、エッセイ風にマインドを説いていくあたりがとても読みやすいです。
(各章の合間には著者オススメ映画などのコラムもあります)
内容は、多用な職歴を持つ著者(現在はBooz&co.のヴァイスプレジデント)の体験談を中心に豊富な具体的事例を紹介しながら、これまでのマーケティング(マス広告など)から現在のマーケティング(パーチェスファネルやブランドなど)をおさらいし、結局は「お客様のことをどれだけ知ることができるか」「お客様を満足させるにはどうしたらよいか」というお客様の立場に立ったマインドが重要であるということが述べられています。。
「お客様を満足させる」という目的は時代が変わっても変わることはありませんが、この目的を達成するためのアプローチは時代や価値観に合わせて変えていかなければならないとのこと。
また、モノが無い時代は顕在化した不満を解消することは容易でしたが、モノがあふれた現在(先進国)では、顕在化した不満は少なく、どの商品も横並びになりがちでモノの売り方が非常に難しいのです。
そこで(特に)日本の企業は一粒残さず顧客の声を商品に取り入れまくって機能や技術をとにかく進化させて差別化を図ってきましたが、グローバルで見れば、特に成長著しい新興国においてはそれが自社の競争力を落としていくことになっているのだとか。
こういった事実を踏まえ、著者は今後の日本企業の存続を危惧されてもいますが、「本当のグローバル化」をマーケターが受け入れ、変えていくことが必要だと述べられてます。また、「顧客の声を聞く」といってもすべてを聞いていては上述のようないらないものが多すぎる商品になってしまいます。この顧客の声の「聞き方」に関する考え方はなかなか目から鱗でした。