【感想・ネタバレ】自分の感受性くらいのレビュー

あらすじ

もっとも人気のある詩人の,もっとも有名な詩集.なかでも突出した人気を誇る表題作は,自分で考え続けること,自立した知性を磨き続けることの大切さをうたい,そのメッセージ性の強い言葉は,自分自身への問いかけとして多くの読者の共感をよび,やすきに流れる心を戒めてきた.現代詩の枠をこえた感動の名著.(解説=伊藤比呂美)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

いくじなしは いくじなしのままでいいの
泣きたきゃ 泣けよ
意気地なしの勁さを貫くことのほうが
この国では はるかに難しいんだから


ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ


ひよひよ ひいひい はたりはたり
カルタ カルタ チャルサー チャルサー

孤独が 孤独を 生み落す

0
2025年12月20日

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