【感想・ネタバレ】作田刑事の張り込み弁当(2)のレビュー

あらすじ

作田次郎は県警の捜査一課に所属する敏腕刑事! 日々張り込み捜査に勤しむ彼の心を癒やすのは、可愛さ満点のキャラ弁たち。ある時は鳥さんおにぎりと幼き日の夢を語らい、体調を崩した日にはくまさんティラミスに癒やされ、はじめてのネコチャンクッキー作りにも挑戦する! 自ら作り上げるキャラ弁の世界を一人で楽しむ作田に、2巻ではまさかのキャラ弁仲間が誕生!?

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事件も追う、かわいいも追う。異色の“キャラ弁刑事”物語。

刑事として日々さまざまな事件を追う男・作田次郎。
そんな彼には、仕事中のちょっとした楽しみがある。
それは、自分で作った“カワイイ”キャラ弁を食べること!
張り込み中でも、サルの捕獲作戦中でも、どんな状況でもお弁当を食べようとするその姿は、本気である。

張り込みといえばアンパンと牛乳、取り調べといえばカツ丼……そんな“刑事の食事”のイメージに、この作品は見事に風穴を開けました。
主人公・作田次郎は、かわいくて完成度の高い弁当を作るのが大の趣味。
そのこだわりと技術力は、一度見たらクセになるほどの魅力です。
さらに、弁当を食べる“シチュエーション”にまでこだわり抜く作田刑事の姿も見どころ。
張り込み中でもどうにかキャラ弁を美味しく味わうため奮闘します。

このマンガを読めば、あなたもきっとキャラ弁を作ってみたくなるはず。
新感覚“キャラ弁刑事”物語、ぜひ味わってみてください!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

この(2)も、見た目が楽しく、味も最高だろうな、と解かるキャラ弁のインパクトが凄かった。
冷徹な見た目、しかも、刑事が、こんなにも可愛らしいキャラ弁を作るのに全力を注いでいるってのは、良いギャップ萌えを感じられ、同時に、ギャップを上手く使う事で、作品に深みを与えられるのだな、と勉強になった。
しかも、この(2)では、作田刑事よりも厳格そうな見た目の本部長までもが、実は可愛いもの大好きオジさんである、と判明しており、ますます、引き込まれてしまったくらいだ。
さすがに、(2)までしか出ていないので、連ドラにするには、話のストック的に厳しいにしろ、単発か15分くらいのショート連ドラであればどうにかなるんじゃないか、と思うほど、この『作田刑事の張り込み弁当』は推せる・・・いや、ほんと、小村あゆみ先生の『週末やらかし飯』とコラボしてくれないかな。
どのキャラ弁も美味しそうだが、個人的に、蓋を開けた時に、テンションが爆上げしそうだな、と思ったのは、第11話のキャラ弁。ふくろうの形をしたおにぎりに、たこ焼きに見える唐揚げってのは、最高に美味しそうだ。

この台詞を引用に選んだのは、なるほど、と納得できるものだったので。
刑事をやってて大丈夫なのかな、と心配になってくるほど、ギャンカスである福沢が、しかも、結果を出しているからこその説得力が妙にあるのが、実に良い。
あれも欲しい、これも欲しい、そんな欲は、ある意味、人間が生きていく上で必要であるにしろ、ないものねだりをしても意味は無く、とどのつまり、人は配られたカードで勝負をしていくしかない人生だ。
だからこそ、配られたカードで、どんな強い役を作れるか、想像力や発想力、応用力が求められ、それらを持っている人間は、使える札として重宝されるのだろう。
この福沢なら、尋常じゃない額の借金を負って、地下労働施設送りになっても、そこで開かれている賭場で、見事なイカサマを駆使し、借金を返すどころか、大金を得て、地上に舞い戻ってきそうだ。
「人生は時に、あるものだけで勝負することが必要だ、と感じました」(by福沢)

もう一つ、この(2)でグッと来た台詞を紹介させてほしい。
ちょっと面倒臭い感じが漂ってしまっている本部長ではあるにしろ、やはり、積み重ねた年齢と人生経験、また、本部長って立場は伊達じゃない。
この本部長も、こんな心境に到るまで、様々な葛藤を乗り越えてきたんだろう。
だからこそ、未だにつまらない羞恥心を捨てられずにいる作田刑事の心にしっかりと刺さったに違いない。
自分の「好き」を必要以上に偽ったり、隠したりする人生は、息苦しくなっちまうよな。
「最高だったな!作田君!」
「ええ・・・勇気を出して来て良かったです」
「勇気?」
「なんというか・・・やはり、恥ずかしい、というか・・・」
「・・・純粋に好きなら、何も恥ずかしいことはないさ・・・堂々と楽しんだ方が得だよ」(by本部長、作田次郎)

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2026年03月08日

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