あらすじ
貴族でありながら下町で医院を営むジェラルドは、失踪した姪を探すため宮廷医師に扮して後宮に潜入することになる。そこで王を誑かす毒婦と悪名高いセレスティーヌと出会うが、実は彼女は魔力で女性に姿を変えた男性だった。秘密を知ったジェラルドは、彼――セレスタンに無理やり体を暴かれてしまう。彼の瞳が、かつて戦場で可愛がっていた少年シャトンと似ていて、強く抗うことができないジェラルドだが……? 社交界の毒婦(男)×心優しき下町の名医。宮廷再会ロマンス!!
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おまけで泣いてしまった…
読み始めはふ〜ん
今回はこんな感じなのか〜ってワクワクしながら読んでいたんですが、おまけで泣けた…今、駅のホームなのになんだかじんわり涙ぐんでしまってる…猫飼いの私はこういうのに弱い!!!
本編はキラキラしてて魔法もあってとても読後感の良い作品でした。綺麗に終わっているんですが、続編も読みたいです。
Posted by ブクログ
貴族でありながらも下町で医院を営むジェラルドが兄の娘、姪の行方を探す為に宮廷医師として王宮へ潜入。
そこで毒婦と呼ばれ王の寵愛を受ける美貌のセレスティーヌと出会い、実はセレスティーヌはセレスタンという男で無理やり身体を繋げられてしまうのだけれどセレスタンの正体がかつてジェラルドが過去にシャトン(仔猫)として大切にしていた少年。
けれどセレスタンはジェラルドに正体を明かすつもりはなく、その理由がセレスタンのジェラルドに幻滅、嫌われたくないという事で可愛くて。
ジェラルドは怒りながらもセレスタンと共に王を救う為(セレスタンはそれについてはジェラルド以外はどうでもいいというのが良い!)共に行動をするようになるうちにセレスタンに惹かれていき、ヤキモチを焼いたりとモダモダしてしまうのは面白かった。
王や王子を亡きものとしようとし様々な事を起こした公爵がとにかくとんでもない奴で、けれど味方?だと思っていた人物も王のためだけならとんでもない事を起こしたりと怒涛の展開があり、さらにはかつてジェラルドが助けた少年、ラパンが関わってきと凄かったです。
ジェラルドの人となりがラパンの心を掴み王を助け勝利へと導けたのにはホッとしました。
セレスタンにはジェラルドしかなく、ジェラルドもセレスタンの正体を知りお互いに愛していると伝えあえて良かったです。
ジェラルド、セレスタン、ラパン3人の生活が始まりラパンはちゃんとジェラルドとセレスタンとの仲を理解していてくれてるのはありがたいかな(笑)
SSではジェラルドの子供の頃大切にしていた猫が登場し、セレスタンがその正体と理由を知ることになり切なくなったけれどこの先は楽しく共存して行けるようで安心かと。
特典ペーパーではジェラルドが王子に好かれる理由があり、なるほどと。