あらすじ
個人消費は停滞しているのに物価上昇の勢いが止まらず、実質賃金は下がり続けている。一方で金利は上昇基調にある。この“歪んだインフレ”は、なぜ日本だけで起きているのか。今後スタグフレーションは起きるのか。人気エコノミストが分析する。
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Posted by ブクログ
ニュース等でお馴染みの永濱さんの著書。
永濱さんは、新型インフレ=「物価、賃金、金利がすべてイレギュラーな状態にありながら、それらが複雑に絡み合った状態」と説明している。
25年現在のコストプッシュ型インフレではなく、需要が高まることによるディマンドプル型インフレが、望ましいインフレ。
日本では、長いこと続いたデフレの影響を受けて、トラウマに陥っている。
特徴として、消費の先延ばし、貯蓄志向の強化、安定志向の三点を挙げている。
どれも納得できる分析ばかりだった。
課題を挙げつつも最後に未来に向けての期待に触れられていた点も希望がもてた。