あらすじ
なぜあなたの会社の社員は、生成AIを使わないのか?
累計650社以上の導入&開発支援で得たノウハウを惜しみなく公開!
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日本マイクロソフト社長 津坂美樹氏
「AIエージェント元年に、ぜひ読んでほしい一冊」
日清食品ホールディングス執行役員・CIO 成田敏博氏
「AIイネーブルメントの実現がこれからのビジネスを左右する」
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生成AIで生産性向上を実現した企業が実践する
「AIイネーブルメント」とはなにか?
第1章 生成AIで成果を出すための「AIイネーブルメント」とはなにか
第2章 Operation 業務プロセスの再設計と実行
第3章 Platform 生成AI・AIエージェントが動く基盤とアーキテクチャ
第4章 People 組織的浸透と人材のスキル開発
第5章 Governance ルール・ガバナンスの策定
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
AI利用が前提となる時代になりつつあるが、企業での利用は進んでいない。本書ではAIを組織でどのような方法で根付かせていくかを具体的に説明しており勉強になる。
Posted by ブクログ
2025年上半期において、組織をAI時代に適応させるための入門書として最適な一冊だと思う。特に「Use AI」から「With AI」というキャッチコピーは刺さった。AIと共に仕事のあり方から組織、会社のあり方を最適化し続けなくてはいけない。
一方で本書は、AIサービスの導入や組織上の課題について幅広く扱っているが、各トピックの掘り下げは表層的に留まっている印象。これは書籍というフォーマットの限界を考えれば妥当だと考える。
自分の会社組織の個別の課題を深掘りするには、問題が起きている現場でファクトを集め、それを生成AIと共有しながら仮説を立てるプロセスが不可欠だ。例えば、私の会社ではオンライン会議から顧客管理、財務諸表まであらゆる情報をGoogleで管理し、GeminiやNotebookLMとの対話を通じて解像度を高める工夫をしている。こうした実践を経て初めて、課題の背景や構造、関係性が見えてくる。
書籍が個別組織の課題をピンポイントで捉えることは難しい。だからこそ、本書のような「組織のAI適応」への最初の一歩を示すガイドとしての役割は十分に果たしていると評価できる。