【感想・ネタバレ】マッキンゼー エネルギー競争戦略のレビュー

あらすじ

マッキンゼーが読み解く「エネルギーの未来」
エネルギー転換の現在地……世界の脱炭素は順調か?

エネルギー業界が直面する課題と機会を包括的に分析し、未来に向けた具体的なアクションプランを提示する。

・マッキンゼーが想定するエネルギーシナリオ
・S+3Eに加わる経済競争力という4つ目の“E”
・電化を軸としたエネルギーエコシステム転換の方向性


【目次】
第1章:複雑化する世界のエネルギーの潮流
第2章:新しいグローバルゲームと日本のポジション
第3章:日本の電力のシミュレーションと今後の方向性
第4章:日本の電力事業者が直面する課題
第5章:産業変革の道筋と電力会社の業態変革

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Posted by ブクログ

ネタバレ

エネルギーに関連した最新の本ということで手に取った本
さすがマッキンゼー本。メッセージが明確、構造的でとてもわかりやすい

メモ
・急進的なドイツで表面化したエネルギー転換の歪み
 石炭原子力は石で足りなくなる電源
 電力価格の乱高下の大幅拡大
 必要な送配電設備投資数の倍増
・現状トレンドでは世界の脱炭素の1.5度シナリオは未達。電力需要が大きく伸びるため。脱炭素はコスト増は必須という前提でのエネルギー転換再考が必要
・1.5度に抑えるためにはロックダウン時の削減量を毎年継続する必要がある
・各国のエネルギー政策は4Eへと移行
 環境適合性、経済性、安全保障+産業競争力

・物理的制約や需要家の需要性も踏まえてエネルギー転換のペースを設計する
 lcoeのみならずシステム全体のコストを考慮する
 転換の早い段階での需要管理を実現する
・加速が期待される分野 原子力発電、LNGおよびガス中流インフラ、地熱エネルギー
・温室効果ガスは産業、電力、運輸、建築物、農業の五分野が排出源
・総エネルギー需要は2040年は減少見込みだが、供給源が予想され、需給ギャップは厳しくなる見通し

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2025年08月18日

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