あらすじ
この謎から、脱出せよ。
山奥の洋館で始まった
〈脱出ゲーム〉という名の怪奇殺人――
理系×文系の大学生コンビが挑む
リアル謎解きミステリー!
進藤理人は理学部に通う大学二年生。ルームメイトの柏木詩文とは、性格こそ正反対ながら「謎解き」という共通の趣味があり馬が合う。ある日二人は山奥の洋館で催される脱出ゲームに参加することに。だがその最中、何者かの焼死体が館内で見つかった。戦慄のなか、やがて次の犠牲者が……。館を出られる条件は唯ひとつ、九つの謎を解くこと――「殺人(マーダー)」×「謎解き(リドル)」の読者参加型ミステリー!
解説:若林 踏
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
脱出ゲームと殺人が混じるとこんなにもミステリーが深くなると思わなかった。状況証拠だけで迫る論理的推理力にも驚いた。最後の大謎がすごくて面白かった
Posted by ブクログ
本格謎解きと本当の殺人事件が組み合わさったミステリー小説。
映像記憶と推理力抜群の大学生コンビが脱出ゲームに参加するも、本当の殺人事件が発生。事件のカギは脱出ゲームの中にある。二つが同時に進行していく構成でとても面白かったです。謎解きは読者でも解くことのできるものになっていて主人公たちと同じ視点で謎を解くことができるのでとても楽しめます。またミステリー部分も伏線や展開が手堅く骨太で、十分に楽しめると思います。理人と詩文のコンビも喧嘩や凸凹具合がいいスパイスになっていて、続編があればぜひ読んでみたいです。
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
進藤理人:川島零士
柏木詩文:梅田修一郎
河本小春:水瀬いのり
大崎ルミカ:伊藤静
西山慎次郎:浅沼晋太郎
布施智則:日野聡
住田映二:石川界人
高屋敷公平:前野智昭
渡部紗英:大橋彩香
松橋美優:金元寿子
吉沢チヨ:くじら
匿名
理系と文系の大学生二人組で脱出ゲームに参加するため館へ。そこで本物の焼死体が発見される。
いくつもの謎が出題され、読みながらゲームに参加している気分になれました。焼死体は入れ替わりトリックの定番だなと注意しながら読んだので分かったが、それ以外にも細かい会話が伏線になっていたりして楽しめました。
主人公二人のバディものとしても丁寧に描写されていて、続編があれば是非読みたいです。
Posted by ブクログ
主人公達が参加した洋館で行われた脱出ゲーム。実際に読者も謎を解きながら、参加していく読者参加型小説…で終わるはずだった
話が進むなかで、殺人事件が起き、脱出ゲームに隠されたある一人の少女の自殺事件が浮かび上がってきた。
ただの謎解きだけでなく、入れ替えトリック、復讐、現代におけるセイレム魔女裁判など面白い要素が散りばめられていて、飽きることなく楽しめた。
主人公の一人理人の持つ「映像記憶」というスキルによる助けと苦悩も見事に描かれていた。周りと違う力がある、これも魔女たりうる条件ですね。
現代でも起きる魔女裁判、もしその被害者または遺族に自分がなったら、復讐に駆られた殺人鬼となってしまうのか…
Posted by ブクログ
ほんタメ文学賞たくみ部門!
おかんな主人公とクールのんびりな相方のバディもの、大好きで最初もワクワクでしたが
わりと自分自身、リアル脱出ゲームもマーダーミステリーも大好きなのでメタ推理しがちだから
(なぜ入れ替わりを思いつかないのだ主人公よ)
(先生が自殺した子と関係あって手紙も見覚えあるんやろなぁ)
などなど思いついてはいたから
もやることもありつつ。
喧嘩した時も面倒くさい彼女ムーブすんなよ!となるなど、実はミステリー風味のBL小説ですと言われたら納得の流れもありつつ。慎次郎が苦手な理由も良く分かんなかったんだけど、BL要素なのかな?
あの紹介動画をクリアして応募したにしては、ちょっと馬鹿っぽい小春ちゃんにもあんまり好感を持てず。医学部らしいのにワーキャー言い過ぎてて現実はそんなもんだと言われたらそうなんだろうけど、もうちょい早くから覚醒してくれ頼むの気持ち。
謎解きがついてて楽しかったし、トリックもメタ推理やらはあったけど、面白かったです。
Posted by ブクログ
魔女の館の殺人面白かった!!
詩文と理人のコンビはなんというか、すごくお互いをリスペクトしあっていて優しいバディでとても良かった…
探偵役は切れ者が多いゆえにどうしても犯人に厳しくなりがちだけど詩文は切れ者なのに優しさのある探偵役でなんだかとてもホッとして救われたような気持ち。
詩文と理人の、お互いをちゃんと大切に思いあっている関係性というかこういうバディとても温かい。
この二人の物語をまた読みたいです。続編あるのかな、楽しみに待ってます!!!
Posted by ブクログ
進藤理人と柏木詩文が参加した脱出ゲーム『魔女の館の殺人』中に本当の殺人が起きてしまう。混乱のなか、理人の記憶力と、詩文の推理力でトリックを暴いていく。
謎解きが好きな人にオススメ!
脱出ゲームがテーマということで作中に謎解きが掲載、読者も一緒に謎解きを楽しめます。謎解きの難易度は優しめなので初心者でも大丈夫。もちろん作中で主人公が答えを出してくれるので分からなくても問題ありません。
謎解きジャンキーの私としてはそれだけで高評価なのですが……、見開きで同じページに答えが書いてあって、気遣いを感じなかったので減点。
その他はたまに「ん?」と思うところはあったものの、脱出ゲーム自体の設定も面白かったし、まさかあの人の正体が……!? と驚くところもあって概ね満足です。
大筋の事件にもうちょっと意外性があればもっと良かったかな。
Posted by ブクログ
脱出ゲームが開催されている洋館内での殺人事件。
脱出ゲーム×殺人ミステリという謎解きの掛け合わせが新鮮で、いわゆる小謎を解いて脱出ゲームが進行していく最中の些細な描写が元になって、殺人事件という大謎を解いていくという展開が面白い。事件の描写や背景は結構エグイけど、ミステリとしては丁度良い長さで読みやすい。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
進藤理人は理学部に通う大学二年生。 ルームメイトの柏木詩文とは、性格こそ正反対ながら「謎解き」という共通の趣味があり馬が合う。
ある日二人は山奥の洋館で催される脱出ゲームに参加することに。だがその最中、何者かの焼死体が館内で見つかった。 戦慄のなか、やがて次の犠牲者が……。 館を出られる条件は唯ひとつ、九つの謎を解くこと―「殺人」 ×「謎解き」の読者参加型ミステリー!
【きっかけ】
これ、確かほんタメでおすすめされていた気がする。
この作家さん自体は初めて読む方。ただ、他作品の『復讐は合法的に』は耳にしたことがあったので、なんとなく安心して読み始めることに。
【感想】
全体的に、ミステリーとして面白かった!
文体は軽めで読みやすいものの、ミステリー自体はしっかりとした館ものであり、読んだ後に爽快感がある。
イヤミスの類でもなく、男子大学生2人が主人公ということもあり、青春的な側面もある。
脱出ゲームが好きな人、読みやすいけどミステリーはしっかり楽しみたい人におすすめの作品だと思う。
■面白かったところ
・脱出ゲームの要素があるところ
館ものの脱出ゲームという体で集められたら、本当に殺人事件が発生してしまう。
本作品が面白いと思うのは、実際の脱出ゲームでいうところの小謎が実際に本文に問題として出題されて、読者が楽しめるところ。
小謎なので、読書を邪魔されずに楽しめた、また実際に登場人物が解いている謎でもあるので、没入感を味わえる意味でも良いと思った。
いわゆる脱出ゲームの大謎が、本作品のミステリー部分(誰が、どうやって、何のために殺したのか?)になっていると思う。
・登場人物が魅力的
ルームシェアをしている男子大学生2人。脱出ゲームが好きという設定。最初、BLっぽい感じを狙ってる軽めの作風だったらどうしよう……と少し不安に。
BLとミステリー自体は江戸川乱歩の時代からあるし、ダメではないけど、それを推し進めることで肝心のミステリーが疎かになったら嫌だ……という思いだったけど、その懸念は杞憂だった。
お互いが相手の長所と自分の短所を比べて少しすれ違ってしまう描写があり、大学生らしいというか、この先の二人の関係性がどうなるかも含めてシリーズを期待したくなった。
・館もの×見立て殺人
肝心のミステリーは、館ものかつ見立て殺人。
初めは、館からの脱出ゲームという体で進み、そこで昔アリスという名前の魔女が殺された、というストーリーがある。
アリスや伯爵が出てくるストーリーになっているが、それに即した連続殺人になっている。
おそらく、過去の現実の事件が今に繋がっていると思うが、どう今の現実と関わっているのか??
私は、犯人は全然わからなかった!
けど、確かに普通に考えたら色々細工できるのはやっぱり、主催者側だよね。
そして、顔のない死体という意味では当たり前かもしれないけど、最近入れ替わりもの多いな。
クローズドサークルで顔のない死体、十中八九入れ替わりが起きている。
Posted by ブクログ
本格ミステリと謎解きパズルの組み合わせは新鮮で良かった。うまく融合していたと思う。謎解きは自分には難しかった。初心者レベルのものでもまったく分からなかった。
Posted by ブクログ
大学生の理人は同居人の詩文とともに、抽選で当たった脱出ゲーム施設のプレオープン企画に参加する。山の中の館で3日間かけて謎を解き脱出を目指すゲームだ。2日目、指示に従って向かった先で何者かの焼死体を発見する…。動揺しつつ謎解きを続けるが、再び遺体が…。
面白かった。実際に謎解きが楽しめるという趣向も面白いと思った。探偵役は変わり者の美形。助手は映像記憶という特殊能力を持つ同居人。昔からの友人などではない2人の関係性、距離感も見どころ。読後感もよかった。
ただ、被害者と犯人以外は完全に巻き込まれていて、中でもカップルが迷惑を被っていて可哀想。幸せになって。