【感想・ネタバレ】自分から学べる子になる 戦略的ほったらかし教育のレビュー

あらすじ

★発売2か月で4万部突破!共感の声多数、話題の教育書!★

「夏休みの宿題、どれからやればいい?」とお子さんに聞かれたら、なんと答えますか?

答え① 一番時間のかかりそうな宿題からやるといいんじゃない?
答え② 自分の勉強だから、自分で考えてみたら?
答え③ トマトを口にいっぱい入れることじゃん?

……じつは、この答えは③です。
「え? なんで?」と思われた人も多いのではないでしょうか。
その理由が気になる方は、本書の「はじめに」で解説しているので、ぜひお手に取って確認してみてください。

<strong>戦略的ほったらかし教育講座を受けた人からは、「子どもが宿題をしなかったのにするようになった」「歴史や科学に興味をもつようになった」「読書好きに変わった」「ガミガミ親子ゲンカがなくなった」などの声が多数あがっています。</strong>

著者の教育コンサルタントである岩田かおり氏が、7000人以上の親たちと接して感じること。それは、賢い子に育てるための方法がわからない人よりも、育て方を頭では理解していても真逆のことをしてしまう人が圧倒的に多いことです。
たとえば、「自分で考えて行動できる力を育みたい」と思っているのに、親が先回りしてコントロールしてしまい子どもの考える場面がない――、そんなことはないでしょうか?
こういった家庭教育の問題を解決するアプローチが、<strong>「戦略的ほったらかし教育」</strong>です。

「すべてを子どもに任せてしまえばいい」「放任でOK」というわけではありません。
戦略的ほったらかし教育とは、子どもが自然に学びたくなる家庭環境を親がつくったうえで、子どもを放任することです。
子どもに選択肢を持たせて、意思決定を任せていきます。
その家庭環境の作り方をお教えします。

これは、岩田かおり氏が3人の子育てに取り組む中から生み出され、そして、たくさんの親のお悩みを聞くことで磨きあげたメソッドです。
岩田氏の子どもたちは中学生で起業、経団連の奨学生としてインドへ高校留学、学費全額奨学金で海外大学進学、塾なしで慶應義塾大学合格など、3人とも自分の輝く場所を自分で見つけてきました。
<strong>この画期的なメソッドを、あなたも今日から実践してみませんか?</strong>

【目次】
はじめに 「自分でなんとかする力」を育てるために

第1章 ほったらかし教育の基本戦略
司令官やメイドにならない! 子どもの力を伸ばす親
戦略的ほったらかし教育メソッド① 四七思考
戦略的ほったらかし教育メソッド② 親の影響力を活用
戦略的ほったらかし教育メソッド③ 自立心にゆだねる
戦略的ほったらかし教育メソッド④ 子どもに選ばせる
戦略的ほったらかし教育メソッド⑤ 生活の中から学ぶ

第2章 子どもの学び体質をつくる戦略
戦略的ほったらかし教育を実践するためのStep3
いつの間にか学んでいる! 興味関心を育む仕掛けづくり
探究の入口に誘う方法
学びは急ぎすぎない! 発達段階に合わせた体験を
探究心を育むコツ① リフレクションを習慣にする
探究心を育むコツ②「天才ノート」をつくる
探究心を育むコツ③ プレゼンテーションの機会をつくる
探究心を育むコツ④ フィールドワークに出かける
宿題を習慣化するアプローチ
コラム1「習いごとでグロースマインドセットを育む」

第3章 親の幸せ体質をつくる戦略
親の感情が安定すれば、子育ての悩みの9割は解決
あせりや不安は、自分がはまっている沼に由来する
沼から抜け出すには?
枠脱出のための4Stepをジャーナリング
自分軸に気づき、沼から完全脱出
コラム2 会話の5階層を知り、沼から抜ける

第4章 子育てのお悩みは「ほったらかし」で解決!
戦略的ほったらかし教育でリアルな親の悩みに回答
お悩み① スマホばかり見ている娘が心配
お悩み② 子どもの自律サポート方法が難しい
お悩み③ 子ども自ら勉強に向かわせるには、どうすればいい?
お悩み④ 子どもが勉強に集中できていない
お悩み⑤ ケアレスミスばかりで大丈夫?
お悩み⑥ 塾に行くべき?
お悩み⑦ 習いごととの付き合い方
お悩み⑧ 習いごとを中途半端にやめたら、根性がつかない?
お悩み⑨ 子どもの意欲が感じられなくて心配
お悩み⑩ 興味関心がないように見える
お悩み⑪ 長期休暇は新しい体験をさせたほうがいい?
お悩み⑫ 学校への行きしぶりにどう接していいかわからない


第5章 親子で変わった!戦略的ほったらかし教育体験記
実例 子どもが自分から学び始めた!
エピソード① 入塾テストを受けたらやる気がなくて不合格。子どものタイミングを待つことで自ら学ぶ子になった!
エピソード② 偏差値というモノサシに巻き込まれずに「やりたい」を叶える学校へ入学。
エピソード③ 「天才ノート」を活用して、思考力入試を見事突破!
戦略的ほったらかし教育は親も変化する
親体験談①「お母さんに確認して」を手放すことができた!
親体験談② 子どもの「できる」に目を向けて、尊敬できるようになった
親体験談③ 子どもを信頼することで、細かな管理をやめられた
コラム3 迷ったら思い出そう! 戦略的ほったらかし教育10の標語

おわりに 子どもは親を超えていく力を持っている

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Posted by ブクログ

「戦略的」が肝!過干渉でも単なる放置でもない、親の準備と工夫で子どもの「自分で考える力」「やりたい意欲」**を引き出す、目からウロコの子育てバイブル!

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2025年11月08日

Posted by ブクログ

子供の学び体質をつくることと同様に大切なことは、親の幸せ体質づくりであると説明されています。親が自分理解をしっかりし、軸をもってどっしり構えて子育てする事が大切だそうです。

特産・名産・都道府県トランプとくもんなぜなぜカレンダーが欲しくなりました。

探究を進めるうえで重要な
①リフレクション(振り返り)を習慣にする
②「天才ノート」をつくる
③プレゼンテーションの機会をつくる
④フィールドワークに出かける
を実践して、アウトプットが上手になって欲しいと思いました。

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2025年10月12日

Posted by ブクログ

納得感が強く、理想だと思える内容だった。
実践するために親のノイズを取り払う必要性に言及されているのが素晴らしいと思う。ただ、それを取り払うことが難しい。方法も書いてあるけど、やっぱり難しいと思う。

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2025年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ほったらかし=放任かもしれない、
でも「戦略的ほったらかし教育」は放任ではない。

勉強だけできていればうまく行くのが人生じゃない、そんなことが肌身に染みてわかってきた30代です。(ちなみに勉強は得意じゃなかった)

自分で考えて行動できる力を身につけさせるには、
手取り足取りのサポートはNG。

子供がやりたくなる仕掛け作り
(狙い過ぎずに散りばめる、安価もしくは無料であること、日常生活で見えるようにすること)
×
親自身の自分軸に気づくこと
(「すべき」「しなければならない」から抜け出して幸せ体質になる)

大事なことは、子供の発達段階説(エリクソン)に合わせて体験を広げて行くこと。
私の子どもは乳児期なので、「基本的信頼」という愛着形成が必要なタイミング。ここで信頼構築をすっ飛ばして他のことに力を入れるとエラーが起こる。

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2025年10月10日

Posted by ブクログ

夏休み、自由研究、こども…いやー、自分めっちゃくちゃ口出してるなーと、現在進行形で痛感しております。帯裏「育て方を理解していても真逆のことをしてしまう人」…はい!私です!

こういった子育本の中には、いやその子のポテンシャルが高いだけやんみたいに卑屈になる事も多いですが、本書は痒いところに手が届くという感じ。自分の事を理解しつつ、かつこうしなければという思い込みから解放する手順や、こどもの好き嫌いを発見しつつ、意欲を駆り立てる戦略なんかも実践しやい内容盛りだくさん。
こどもは親の失敗が大好物!みたいなあるあるもクスッとしつつ楽しい。

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2025年08月22日

Posted by ブクログ

沼にはまるという表現が印象的でした。その沼から抜け出す為に自分が日々とらわれている枠を自覚し、そこから一つひとつ飛び出していく。まさに私自身自分自身で作り出した枠に雁字搦めになっていたように思う。そこに気づかせてもらった事に感謝したいです。ステップを踏んで抜け出す努力をしてみたいと思う。まず子供の教育をする前に自分軸からやり直したいと思いました。

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2025年08月07日

Posted by ブクログ

すごく良かった。
・親が先回りしてあれこれやりすぎない
・親が頼りにならないと子供が自分で考えるようになる
・親自身の沼(トラウマ、こだわりみたいなもの)を認識して枠を外していくことで、子供への関わりも変わる

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2025年06月26日

Posted by ブクログ

個人的に子育て成功ママさんによる教育メソッド本を信用していないのだが、これはなかなか共感でき、良かった。具体性があり、わかりやすい。探究心を育む天才ノートがとても良さそうなのでぜひやってみたい。
→方眼ノートに、毎日5分、好きなテーマで親が出題→解いたら花丸

最後に掲載されていた10箇条もかなりわたし好み。
①しゃべりすぎない
②時間がないは幻想
③スタートは遊びから
④子どもの言葉を真に受けない
⑤子どもよりパートナー優先
⑥イライラは自分のせい
⑦逃げるok
⑧先に褒める!
⑨比較しない
⑩仕事↔︎家庭スイッチのバランス

ただ、頭を整理するワーク?はいまいちというか、不必要でした

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2025年11月07日

Posted by ブクログ

いかに子どもの探究心をくすぐり、それを深掘りするかが重要であり、そのノウハウが書かれている。
例えば、様々なポスター(日本地図とか昆虫とか)を家に張り巡らせ、興味を持つように声かけをする。興味を持たなかったら違うものに張り替えるなど、きっかけを作ることの大切さを改めて認識した。また、興味を持たなかったものは無理に興味を持たせるのではなく、興味を持つものを探してあげるという発想は現代的だと感じた。
その他、これに似たノウハウが書かれていて、安価で簡単にできるので試してみようと思った。
読みやすくて面白かった。

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2025年11月04日

Posted by ブクログ

塾に入れずとも我が子を有名な国立小学校に入学させた著者による教育ノウハウ本。自走できる子どもにするためには、子どもの探究心を育む仕掛けは大変参考になった。子どもを育てる、のではなく、対等に向き合い、共に学ぶ、という共育、という言葉が相応しいのではないかと感じた。

〜著書より〜
運転席で子どもがハンドルを握っているのに、助手席からあれこれと口を出したり、しまいにはハンドルに無理やり手を伸ばしたり。実際にそんなことがあれば、危なくて仕方ありません!  探究心を育むことは、子どもが自分で車のハンドルを握り、自分で決めた道を進んでいくことです。

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

宿題は親の宿題ではなく子どもの宿題だから、
親は応援ダンスを踊るなどして、
応援している仲間くらいになればいい
という内容にときめいた。

踊ろうじゃないか、応援ダンスを!

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2025年09月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

身に覚えがあって耳が痛いところもありつつ…こうできたら理想だな、というサポートのノウハウが詰まっていた。子どもの力を信じて見守るって、むずかしい。子どもをあれこれ誘導する前に、まずは自分の意識から変えていきたいと思わされた。

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2025年09月22日

Posted by ブクログ

なるほど!サポートってこういうことだったんだ!
と目から鱗の実践例が盛りだくさん
声かけや褒めるって本当に難しい、まだまだ勉強が足りないなと感じた
加えて日々の生活にすぐ取り入れられるアイデアや方法も多くてすぐにでも目の前の育児に活かせそう!

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2025年08月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とりあえず、できることはやってみよう。いろんなことに出逢わせて、学校での学びも「はじめまして」にしないってのはいいなと思った。種を蒔くのが親の仕事。どんな花を咲かせるのかなと楽しみに待とう。育てる過程は共に楽しんで。

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2025年08月22日

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親のマネをするってのは勉強になった。
例えば本を読みなさいではなくて、
本を読んで楽しそうにしてる姿を子どもに見せて、
子供が楽しそうって思う気持ちが大事。

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2025年08月14日

Posted by ブクログ

全部やれたらそりゃいい。私の教育方針とも合ってる。それを目指していた。でも実際難しい。まずは「天才ノート」ならやれるかもしれない!

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

やってみようが1つは見つかる!
人によっては物足りないかもしれません。
また、全然ほったらかしではないな、と感じました。
子育て本や教育学の言葉を使うと
「民主的探究子育て」などが適した言葉かなと感じました。

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2025年11月05日

Posted by ブクログ

子どもの自立心にゆだねる、子どもに選ばせる、などの考え方は長く生きていく中で、その本人の自主性の基礎になると思うから、その考え方自体は大事だと思ったし、本書にもある通り、親としては子どもの近くで応援できる味方でありたいとは思えた

しかし、未就学児を3人育てる親であり、中学受験時は塾に行き、大学受験時は塾に行かなかったことで塾の良し悪しを知る身としては、塾や受験の悩みや、戦略的ほったらかし教育で3人の子どもがいろんな方向で活躍しているところなど、どこか素直に受け取りきれないところもあって、もんもんとしたところもあった

以下自分用メモ
親の影響力を活用する•••親の反応で子どもの興味関心を促す
子どもに選ばせる•••小さな選択をできるようになっていれば、大きな選択も自らできるようになる
生活の中で子どもの話を最後まで聞く
外は気を張っている社会、家はほっとできる家庭であることが大事

人(子ども)の成長の順番は、
人を信じること
自分を律すること
自主性を持って行動すること
勉強や仕事をすること
順番を飛ばして発達はできないし、人は自力で超えて行く力を備えている
宿題VS親VS子ども、ではなく、宿題VS親子タッグで、仲間になろう!

スマホは早い段階で子どもとルールを作って、粛々と守る
外出用の共用子ども携帯を1台契約するのも1策
検索したい時はパソコンで(不要な情報を避ける)
塾や習い事は子どもの主体性で決める(根性は好きなものに没頭してこそ育つ、親子でやめるハードルを超える練習を)

親は、家でゆったり過ごせるようにして、エネルギーを補給する時間を作ってあげる

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2025年10月16日

Posted by ブクログ

これが出来ない親が多いんだろうなの一言。大事だからほっとけないんだろうけど、時間軸を長くした時には過度な干渉や価値観の押し付けは障害でしかない。ぜひ気付き、実践して親超えする子供が沢山育ってほしい。
思考力を上げる天才ノートという手法は試したい。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

遊びから始まる英才教育、と言う印象。まあでも、お受験的な詰め込み教育よりはずっと良いのだろうなと思う。子どもの興味関心を伸ばすことを大事にすると言うのは確かに良いことなので、悪くはない。
ただなんかランチョンマットに日本の歴代首相、みたいなのは面白い反面興醒めするような感覚もあった。学びのフックになるものをたくさん仕込もうと言うのはその通りなのだが、それでもやはり「東京のお受験」的な印象を受けてしまう、自分の価値観を感じた。
とても大事だなと思ったのは「子どもの話はちゃんと言い終わるまで聞く」「親と子どもの関係だけじゃなく、パートナーとの関係もめちゃ重要」と言うあたり。特に、パートナーとの関係は、子どもに何かを教え込むこととはまた違うけれどもすごく重要で、それだけで家庭の雰囲気、子どもの将来の家庭イメージが変わるので、そこに言及しているのは良いなと思う。具体的なハウツーはそんなにないけれど。むしろ「良い教育のための夫婦のパートナーシップ」みたいな本のニーズとかありそうな気がする。

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2025年09月23日

Posted by ブクログ

部屋にさりげなく世界地図を貼ったり、目覚まし時計を買ってあげて自分で起きる習慣をつけるのはナイスアイデアでした。でも、一番は母親の「こうであるべき」思考を一度見つめなす必要があることがわかった。実はこれが一番難しいけれど…

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2025年09月12日

Posted by ブクログ

星3.5くらい。

子どもが自分で自律的に学ぶようになるヒントが書かれていた。特徴的なのは、「子育ての環境整備」が大事であるということだけでなく、「親の自分理解」も同じくらい大事であると書いてある点。子どもの学び体質 & 親の幸せ体質 が大事。

第4章では、「こういう時どうする?」という質問への回答が。第5章ではこの教育方法を実践した人の体験談が書かれていた。

ワークシートというかチェックリストもあり、実践的。小学生以上の子を持つ親向けの本だが、未就学児にもできることはあるのでおすすめ。

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2025年08月07日

Posted by ブクログ

親が先回りしてやりすぎないほうがいいと思った。
子供がやりたい気持ちになってる時に
全力でサポートしてみようと思う。

親があれこれ決めずに子供に決めさせてあげられるようにすることも大事だなと

親も完璧を目指さず、べき論や沼にハマらぬよう自分軸を持ちたいと思った

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2025年08月07日

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