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Posted by ブクログ
土翁と空夜のアリア、何度読んでも変わらず美しい。傑作です。
14夜の白黒とトーンを最大限に活かして魅せた表紙と、16夜のグゾルとララの表紙が特に好きです!
特に16夜、切なくなります…
グゾルにとってララはもう、"今迄一緒に楽しく暮らしてきたララではない別人"になってしまったのではなく、"初めて会った時と変わらない、自分に歌を歌ってくれる優しくて可愛らしいララのまま"という認識だったら嬉しいな…と思います…
どういう気持ちだったのかはグゾル本人のみが知るものなので答えは永遠に分かりませんが…
初めて読んだ時は自分が大分子どもだったので、いつもピリピリしてる神田が苦手でした。
今読み返すとそうなって仕方ないと分かるし、アレンの事を甘いと言うけど神田だってかなり優しい方だという事がよく分かります。
「犠牲があるから救いがあんだよ 新人」
「犠牲ばかりで勝つ戦争なんて虚しいだけですよ!」
この漫画のキャラから発せられる言葉のなんて重い事か。
アレンの主張は本当に正しいのですが、じゃあ神田や神田の大事な子が犠牲になってしまった過去は何だって言うんだって気持ちも分かってしまいます…
勿論アレンだって大き過ぎる犠牲を背負わされた上で発言してるのは分かっているのですが
そして、口ばっかりにならず、口に出した事は全力で守ろうと踠くアレンが好きです。