【感想・ネタバレ】カエルの小指 a murder of crowsのレビュー

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ネタバレ

欺し欺され。誰が欺して、誰が欺されいるのか、よく解らない状況になるぐらいのペテンの仕掛けあいでした。
一つのペテンの上をいくペテン。そのペテンの更に上をいくペテン。そんな感じのどんでん返しにつぐどんでん返しが楽しかった。

タケさんが勇んでペテンを仕掛けると意気込んでいたけど、キョウちゃんの方が上手だったような気がします。まだ中学2年生なのに。
それとテツくんが有能過ぎでビビる。まだ小学生・・・。
キョウちゃん、テツくんの設定はちょっとやり過ぎ感がありましたが、とくにテツくんはナイスキャラだったと思います。
タケさんは、やっぱり詐欺師としてはちょっと鈍くさいけど温かみのある人でした。だからみんなが協力をしてくれたんだなぁ、と納得でした。

こういう犯罪系?の小説にはめずらしく、ほっこり温かいエンディングでした。

面白かったです。

が、前作の「カラスの親指」の続編ということですが、前作のことをあまり憶えてなくて・・・。未読の人は「カラスの親指」を読んでからこちらの「カエルの小指」を読んだ方がより楽しめると思います。

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2024年01月05日

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まず、カラスの親指の登場人物が皆個性的で大好きだったのでまたその続きを読めることが素直に嬉しかった。
個人的には佳境のまさかの展開は前作よりも驚かされ、そのエピソードの数も多かったように感じる。
今回感情移入した登場人物はキョウで、少女の強い決意の裏にある健気で痛々しいまでの心情や行動に胸を打たれた
中でもキョウが1人で泣いているシーンは印象深かった。
最後は前作同様、救われる内容で温かい気持ちで読み終えることができた。
叶うならさらなる続編が見たい、またこの登場人物達に会いたい、という気持ちもあるが、やはりそれよりも、この素晴らしいラストで締めくくるのがベストだと感じられる良い作品だったと思う。

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2023年06月27日

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オーディブルにて。
前作の登場人物達が時を経て、子供も連れて再集合ってのは良かった。

ミステリーとしても前作同様2段階のどんでん返しがあってとても面白かった。
中盤も展開がどんどん続くから飽きずに進められる。

キョウの(母親が生きているということに対して)
「だってお母さんがあのフードコートで飛び降りてから初めてでしたから、現実の方がマシだなんて。」ってセリフに少し救われた。

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2024年06月10日

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カラスの親指が好きで買いました。感想はですね
京よりもまひろ やひろ貫太郎が見たかった。テツのことを話すか話さないかの葛藤ももっと見せてほしかっしまひろと役者のその後もどうなるかも知りたかった。

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2024年06月05日

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詐欺とマジック。
詐欺は相手が騙されたことを気づいたらダメだが、マジックは騙されたことに気づいていないとダメ。

終盤のどんでん返しには驚かされた。
最後はハッピーエンドで終わるが、若干の物足りなさがあったので⭐️4とした。

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2024年02月06日

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前作同様楽しめた。どんでん返しのインパクトは前作よりは少なかったけど、その分テンポは今作のが良く、サクサク読めた。
案の定ミスリードに騙され、二転三転する状況にコロコロ転がされてしまった。
相変わらず魅力溢れるキャラクターたち。主人公は詐欺してるおじさんなのに、何でこんなに愛着が沸くのか?w
今回新たに加わったテツはおじいちゃん譲りの大活躍で、じんわり胸が熱くなった。テツは自分のルーツを不思議がっていたけど、今回の件でうっすら勘付いたんじゃないかなぁ…
テツさんが結んだ縁がここにきてまひろもすくってるのも良かった。

やっぱり道尾さんのこのシリーズ好きだなぁ。もっとタケさんたちの活躍が見たい。カラスは悪いことだけどw

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2023年11月20日

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カラスの親指の続編。いやー、よかった。

まずシンプルに以前の登場キャラにまた会えて嬉しい!そして心の温かくなるどんでん返し。

今回はちゃんとした敵がいたけど、敵に重点を置く表現はなくて、あくまでも武沢たちが中心の物語。
もうちょっとバチバチ戦う感じでも面白いのかなと思ったけど、これくらいがほっこり読めていいかもとも思いました。

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2023年07月10日

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タケさん、まひろ、やひろ、貫太郎にまた会えたことが嬉しかったのに加えて、本作からのキャラのテツとキョウもすごく魅力的なキャラクターだった。
物語の展開も、前回よりハラハラ感は減ったかもしれないが、どこか納得のいかないモヤモヤ感が、事実が明らかになっていくごとに徐々に晴らされていく感覚が気持ちよかった
最後の最後まで種明かしが詰まっていて最高だった。
ヨビノリたくみさんの解説も重さがちょうど良くて共感できて良かった。

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2023年04月15日

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前作が面白かったので、人間関係図が頭に残っているうちに読もうと思っていました。

どんでん返しに次ぐどんでん返し。仕掛けにはほとんど気付くことが出来ませんでした‥。この点は凄かった。

ただキョウさんとの関係性に焦点があたった分、元メンバーの描写が中途半端だったかな。ただ出てきただけみたいな‥はいいすぎか。

イマイチ躍動感を感じないまま、万事ハッピーエンドになってしまった感じで、読後感がチョイ薄でした。

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2024年04月18日

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「久々に、派手なペテン仕掛けるぞ」
今回も、武沢が仲間とともに騙すが、前作同様騙されもする。キョウの思いの強さ行動力、ドキドキしながら読む。貫太郎、やひろの息子、テツの行動力も。

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2023年12月09日

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ネタバレ

カラス、向日葵に続く3読目だが、道尾さんの作品は独特な雰囲気がある。どこまで武沢が騙して、どこから武沢も騙されて、そしてどんな結末が待っているのか。回収しきれなかった伏線もいくつかあり、特にキョウが偽の父親として見せた男の詐欺師を思わせる独特な目は必要だったのか謎。未知子さんがいつかなぞなぞに答えられる日がきてほしい。

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2023年12月03日

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