あらすじ
文豪が愛した銘菓、手作りおやつ、甘味処の思い出……エッセイ、詩、漫画など約60篇を収録。大好評アンソロジーシリーズ第6弾!
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Posted by ブクログ
おやつには心に響く何かがある。
食べて得られるそれは安らぎ、憩い、愉しみなど。
作家たちによるエッセイや詩、漫画、写真など59篇の、
おやつへの想いや思い出、楽しさを味わえるアンソロジー。
I おやつの美学 II 名店のあの味を
III 菓子はノスタルジィ IV 甘味 いまむかし
著者略歴・出典
かき氷、両親の思い出の玉子焼き、季節の和菓子、
飲むラムネ、チョコレート(グリコのアーモンド)、
サクマドロップスにポッキー、うまい棒、バナナなどの、
過去も現在も懐かしいおやつ。
「竹むら」の粟ぜんざい、浅草の豆かん、京都の和菓子、
実家近くの洋菓子店などの記憶に残る店の味。
日本国内や外国での旅の思い出。
いつまでも脳裏に残り、郷愁を、家族を思い出させてくれる
様々なおやつが存在感を持って文章や作品を彩っています。
スコーンを作る、長田弘。
熱くゴマしるこのレシピを語る、平塚らいてう。
正岡子規の、菓子パンの絵。
芥川龍之介の特注の和菓子。
深沢七郎が店主の今川焼き屋。
寺田寅彦による物理学からの金平糖。
文豪から最近の作家まで、それぞれの個性で描くおやつの話が
面白く、かつ、おやつが食べたくなってしまいます。