あらすじ
『研修医純情物語』で話題の著者による、エンターテインメント「勉強小説」! ある日の夕暮れ。37歳で医者になった変わり者の“おじさん”が、30年前の東大入試問題(現代文)を一緒に解くため、甥っ子受験生シゲルの家をふらりと訪れた。……“連ドラは「線」か、「面」か?”“「言葉がすべて」な場所とは?”、“経験はコドクか?”。名問題文と格闘するうち、見えてきたものは――。「やりなおし人生」を自ら明るく実践してきた「脱サラ現役医師」にしてベストセラー作家である著者が放つ、痛快「勉強小説」!
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Posted by ブクログ
小説というより参考書?
自分も国語が苦手だったのですが、あまり意地悪な問題が出てこなくて、とても楽しく読ませていただきました!
あの頃の自分に読ませてやりたい。(笑)
Posted by ブクログ
国語の苦手な受験生の親として、藁をも掴む思いで買った本である。
作中人物に一緒に問題を解いてみて、我なりに息子に授ける策に思い至ったが、問題は息子が親のアドバイスを聞いてくれるかだ。聞いてくれなければ、1年間の浪人は無駄になるだけである。
Posted by ブクログ
小説としてのオチも何もなく面白味に欠け、国語の参考書としても分析が浅く解説がおざなりで何とも中途半端な感じ。
清水義範の傑作小説「国語入試問題必勝法」と比べるべくもない。
ただ、本物の東大入試問題を載せているので、これを実際に解いてみると、なかなか楽しい。具体的で簡単な問題文から抽象的で難解なものへと並んでいるので取り組みやすいし。
受験生時代、国語は得意だったのだが、結構、全問正解は難しいし、正解を聞いても納得いかないものもある。
それに、悔しいことに国語が苦手のはずのシゲルが出来すぎる。
こうして、どんどん解いていくと、なぜか読解力がアップしてしまうという不思議。
あれっ、俺はこの本を貶してたんだっけ、褒めてたんだっけ?(笑)