あらすじ
タツヒコの部屋を訪れた、謎の女性・ツグミ。彼女の目的は、えみるへの復讐だった――。タツヒコの体を乱暴に弄んだツグミが部屋を去ると、えみるはタツヒコを抱きしめた。やがて意識が遠のいたタツヒコに、えみるは言った――。「今度は…あたしの番です」
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Posted by ブクログ
えみるの姉と自称する女性・ツグミが現れて引っ掻き回す巻。というと簡単だけど、ヒロインであるえみるの過去話をこの10巻までおくびにも出さず(しかもこの巻でも謎の一端が出たのみ)にいたのは素晴らしい。ミステリアス少女であるえみるに相応しい構成だと思う。
えみるは確かにミステリアスなんだけど、言葉のイメージとは裏腹にとても表情豊か。無表情という表情、クールな表情、戦う顔、屈託のない笑顔、タツヒコを愛する顔……特にこの巻はえみるのそんな「表情」が楽しめる。またこれがすごくかわいい。
そんなえみるの過去と、ラストのタツヒコの後悔がどんな風に昇華されるのか、次巻も見逃せない。