【感想・ネタバレ】ラーのレビュー

あらすじ

ピラミッドの謎に魅せられ、クフ王治世下の紀元前二六二四年へと時間跳躍した男が見たのは、建造途上にあるはずのそれが発掘されている現場だった。帰還期限が迫るなか、男はクフ王への謁見の機会を得るが……
古代エジプト哲学とSF的奇想を融合させた新境地

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

古代エジプトに行くためにタイムマシンまで作った主人公が、クフ王の時代に飛んでピラミッド建設の謎を追う話。
高野さんの小説は、情景描写がとても好き。キラキラ輝くピラミッドや、星が落ちてきそうな夜空、古代エジプトの建物や街がありありと想像できて、読んだあとは本当に旅をしてきたような気分になります。

0
2009年10月07日

Posted by ブクログ

SFです。でも、SFだけじゃないです。SFと歴史小説と人間ドラマと・・・・うまく言えません。
P244の「真理」についてのジェディの考え方が自分の中に定着しました。手帳に写すくらいの衝撃を受けました。

太陽も宇宙だよね!とかいうこじ付けで特集に入れてしまいました。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

文章中に、日本語以外の言語(象形文字)が出てきます。
だんだん、なんとなく読めるようになってくるマジック。
難しかったけど、その難解さに何かハマる感じ。

0
2010年09月12日

Posted by ブクログ

ピラミッドに魅せられ古代エジプトにタイムスリップしたジュディが目撃したのは、ピラミッドの建設現場ではなく発掘現場だった……。
物語としては起伏に乏しく少し地味目な印象ながらも、活き活きと描かれた古代エジプトの風景や生活が魅力的。ヒエログリフを駆使した宗教問答なんて愉しくてしょうがない。学者として、宗教者として、それぞれの立場で”真理”を問い続ける二人の主人公の姿勢も感動的。

0
2012年08月01日

Posted by ブクログ

タイムマシンでピラミッドの現場を見に行ったら逆にピラミッドを遺跡として発掘していたよ、という壮大な粗筋が銘打たれていたわりに重要なのはそこではないっていうのが如何にもこの人っぽいなあと思った。本当の技術や精巧な機械を持っていたのは過去の人たちというパラドックスも同様に。
ピラミッドや古代エジプトに関する知識が世界不思議発見で見たぐらいの微量なものしかなかったから一つ一つの言葉に難儀して読むのに時間はかかったけど、アイオーンのときに比べたらそこまでの「読み終わったー!」感はなかったかな。マニアックすぎて書かれてることの半分も風景描写できなかったから、そこがちょっとねー。円卓の騎士や錬金術類は中学のとき行き過ぎってほど読み漁ってたんだけど。

0
2011年03月05日

「SF・ファンタジー」ランキング