あらすじ
『死刑にいたる病』の著者が放つ、カップル・シリアルキラー小説の傑作
コールセンターで働くイチカは平凡な日常を静かに過ごしていた。そんなある日、居酒屋で隣り合った大柄な女が人を殺す場面を目撃したことから、連続殺人鬼との奇妙な共同生活が始まる……その関係は支配か友情か恋か。ふたりが堕ちてゆく果てにあるものとは?
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Posted by ブクログ
市果と、ある女の話。
それだけで収めるには足りないくらいの話でした。自分を求めてくる存在を近くに置きたい。その気持ちはよくわかります。
何かボタンを掛け違えていたならば、自分も何かしてしまっていたのかもしれない。
サクッと読めました。櫛木理宇さんらしく、殺人描写は細かく、没入できました。
Posted by ブクログ
わぁ…こわ、やば
これ、続編あるやつ⁇
なんか答え合わせみたいになるんだけど、イチカのイメージが薄ら暗くなって狂気が逆転する感じ、めっちゃわかったし良かった。
女子の会話はこちらが“夢叶ってよかったね”とか思う程に可愛い。でもそれ人殺しの後やんとかエグい事と生活の緩急も良かったし、想像とは全く違う真相も面白かった。
Posted by ブクログ
人がバンバン死ぬのに楽しそう。桜前線と共に北上する「女二人」の逃避行はさながらボニーとクライドって感じでずっと二人でこのままキャッキャしててくれ!って思ってたけどまさかあんなことになるとは。シスターフッドの皮を被ったサイコパス暗黒執着百合小説すぎる。実際の大量連続殺人や広域捜査なんかのネタも入っててそういう部分も面白かった。
あと百合の間に挟まる男は死ねをあまりにも体現しすぎててワロタ。
Posted by ブクログ
このふたりは出会えて良かったのだろうか。やっていることは殺人行脚なわけで良いこととはもちろん言えないが。しかしイノリとセイと旅をして心の安寧を得てもいた。番場夫婦のヨリも戻ったけど4年後が怖いよな…
主人公が1番イカれてた。