【感想・ネタバレ】星々の夜明け フェンネル大陸 真勇伝5のレビュー

あらすじ

首都で発生したグールの叛乱を機に、ストライフ王国各地で上がる戦いの狼煙(のろし)。争いを止めたい、真実を知りたい――。兄に命を狙われてもなお、フェンは、暴走する祖国を救うべく奔走する。彼女を襲う悲しき裏切りと、思わぬ別れとは!? 王家が隠し続けてきた驚愕の真実とは……!? 少女と仲間達の心揺さぶる冒険譚、ここに完結!

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Posted by ブクログ

フェンネル大陸真勇伝5冊目。
とうとう最終巻!
フェンの長い旅もこれで終わりかと思うと感慨深いものがあります。
最後に彼女がどのような選択を選ぶのか・・・・・・
読んでいてウルッときちゃいました。

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2013年06月18日

Posted by ブクログ

最終章の後編にしてシリーズ完結

フェンが追放された理由、兄達の行動の真実、グール達が虐げられていた本当の理由、、、全てが明かされる。
兄弟愛と家族愛、正しき国政とは?そしてフェンが取った最後の決意とは。


キレイにまとまり、キレイに着地したとても素晴らしい小説でした。みんなが喋るセリフが心地よく、善人ばかりが集結し終結した作品でした。
ただ最後があまりにもキレイすぎやしないかい?とも思ったけど、まぁこれはこれで良かったのかなぁと。

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2010年09月09日

Posted by ブクログ

うん、いい終わり方だった。正直でてくる国と人の名前今や殆どうろ覚え状態でラストのとこらへんはこの人たちだれだったっけ?と思ったり。まあフェンとテオとサチが分かってれば・・・でもあれだな、何巻かの時も思ったけど、”実は”な過去話になるとなぜかみんなかわいい奴になっちゃって、憎めなくなるんだよなあ。王様もルース兄も。んでもってなんとか大団円。都合よすぎかもしれないけど私は好きだ。無知ゆえに誰かを傷つけてしまうこと。けれど真実を知ったときに目を背けるんじゃなく、真正面から向き合って、そうして自分の足で立って進もうとする。君の前に道はない。歩いた後に道ができる。「道程」だったか?フェンはまさにそれを地でいってるよなあ。ラストはちょっと笑えた。あれでいくと水戸黄門シリーズにできるよな。この銀色の髪が目に入らぬかってね。

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2011年07月16日

Posted by ブクログ

フェンネル大陸シリーズ完結篇。

ストライフの真実、結果。色々とあったけれど、この結末で良かったのだと思う。
ユイジーンが最後に出てきてくれたのが嬉しい。

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2010年08月14日

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登場人物大集合の大団円。何回もどんでん返しがあって、すごくドラマチックでした。フェンネル大陸大好きです! 短編集も楽しみ!

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2010年07月31日

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完結編。全てのことはたった一つのことから始まるのだなと思わされる一冊。全てのわだかまりが解けてとても満足です。
無知から繋がる理不尽で始まった旅だったけれど、主人公フェンの、一つ一つ、覚悟を決めながら物事に向き合う姿勢が何よりも綺麗です。
最後、国々の描写があって、彼らが元の国に戻り、散り散りになってしまったのが少し淋しい。最後は一致団結していたから、余計にそう感じるのかもしれませんが………。

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2010年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

誰かを虐げていることに気づかぬまま生きている。そんな中で世の中に異を唱えることはどれほど難しいことだろう。
今までの歴史の中で、奴隷や女性解放の為に動いていた人々も彼女のように命を危険にさらしながら、それでも動いたのだろうか。そんなことを思う。

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2013年09月17日

Posted by ブクログ

とうとう最終巻。
次々と明らかになる事実にビックリしちゃいました。
ワイザーや前巻に登場したヘイゼルとイワンの過去、フェンの出生の秘密、パラの運命の人・・・など驚きどころ満載。
あんなにあって、読みながら「てんこ盛り過ぎだろ!」って思っちゃった(^_^;)
偽王伝のラストも思ったけど、やっぱりこのシリーズは都合良すぎと思っちゃうくらいハッピーエンドだなぁ・・・

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2011年04月29日

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ネタバレ

首都で起きたグールの叛乱。戦いを止めさせるため奔走するフェンは、ついに父王と対峙する。そこでようやく知った真実は、思いもよらぬものだった。

フェンネル大陸、完結編。なんですが。続き読みたいな…。
登場人物が非常に多いため、リストでも作っておけば良かったと軽く後悔しました。最後までサチがかっこいい!

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2012年01月13日

Posted by ブクログ

完結おめでとうございます。
続いていく物語であったことが嬉しい。
フェンは本当につよくてまっすぐな子だと思う。羨ましいくらいに。

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2010年09月26日

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偽王伝、真王伝と続いた物語はこれで終わり。
もっと続きを読みたい気持ちもあるが、
これはこれでいいかなと思える潔い終わり方だった。

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2010年08月04日

Posted by ブクログ

フェンネル大陸シリーズ完結編。

なるほど、ここに落ち着くのか。
それはそれでありだな。

引用したくなる素敵な言葉がたくさんで
物語とともに思い切り楽しみました。

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2010年07月15日

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ストライフ王国でのフエンの驚き、悲しみ、でもそれも超えて、祖国を思う心、感動しました。終わりでさびしい気持ちです。
フエンありがとう。

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2011年11月17日

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“『強くなって、ギル兄様の役に立つ兵になります』
兄の為に手に取った棒を握り締めて、立ち尽くすフェンベルクの真っ直ぐな視線がギルフォードの心臓を灼く。ギルフォードは何も答えずに背を向けた。
「フェンベルクを捕らえよ。独房に監禁して、何人たりとも面会は罷り成らぬ」
「兄様!」
ギルフォードは父王とルース宰相に口を挟む隙を与えず、翌日早朝、罪人の護送馬車に捩じ込んで、フェンベルクを海へ流した。
フェンベルクに流れる血を疎み、彼女を陥れようとした黒幕は判明していない。しかし、そういった動きが王城内にあった事は目を背け難い事実だ。
彼女を海に放して以降、ギルフォードへの圧力は増し、フェンベルクへの罪悪感が彼を今まで以上にストライフ王国へ服従させた。
挙げ句の果てが、この有り様だ。
ギルフォードは冷徹な牢獄の壁を見上げて、焦点を宙へ弛めた。
「海の向こうにはグールの国があると聞く」
「本当ですか?」
ギルフォードが話しかけるでもなく独白めいて言葉を落とすのも、それを壁の向こうで逃さず拾って応えるカーズも、王族の体質と士官の癖が沁み付いている所為だと思うと自嘲する笑いが込み上げる。
「だから、グールは大枚を叩いて海へ逃げる。情報が劣化して、今では西方へ辿り着く事が目的に変わったようだが」
「元帥はそれでフェンベルク様を海にお流しになったのですね」
「……いや、罪悪感を紛らわせ、何処かで生きていると思いたかった言い訳だ」
「本当ですか?」
再び聞き返した声はカーズではなかった。
男でもない。大人でもない。ギルフォードが壁に寄りかかった身体を起こすと、鉄格子の外で少女が息を切らして肩を上下させている。
打ち身で肌は鬱血し、ブーツは雪に濡れて黒く変色して、床に足を引きずった跡を残す。顔も銀の髪も泥に浸して、フェンベルクが立っていた。”

長かった。
フェンの壮大で時に過酷だった旅も、一度幕を閉じる。そう、一度。
彼女が居場所を手に入れられて良かった。
身を、名を、存在を捧げた偽王に、祝福を。

“「ありがとう。でも、私はもう自分に価値がないとは思ってない」
力はない、運命もない、英雄にはなり得ないけれど。
「ここまで歩いて来た道は、私が選んだ道だ。自分の足で歩いて来た道だ。そこで出会えた人達の事は信じられるから。皆が一緒にいてくれる『フェン』は生まれて来た意味があったと胸を張って言える」
生きる事自体に意味はないとテオが言った。
役に立つ事を、コンフリーの領主は欲だと言った。
フェンはギルフォードの役に立って、彼に認められたかった。責任も束縛も彼に押し付けて、与えられる事ばかりを待っていた。フェンの傲慢な我儘だ。
「皆が助けてくれたから私はここにいるの。だから、今度は私が皆を助けたい。誰かに褒めて貰う為ではなく、自分自身の為に、私に出来る事をしたい」
言ってみて、矛盾に気が付いた。
「やっぱり我儘だ。ごめん」
ロカが伸ばした腕でフェンを壁に押し付ける。俯く彼の瞳から涙が零れている。アシュレイがフェンの頬を叩き、サチが銀の髪をかき混ぜる。
嬉しい気持ちはもう知っている。
フェンは額をロカの頭に付けて破顔した。”

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2010年08月13日

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