【感想・ネタバレ】温泉小説のレビュー

あらすじ

盛田照美、50歳。夫と娘がいる。ひとりになる必要のない人生を送ってきた。はじめての「ひとり旅」で温泉地へ。人生の折り返し地点をすぎて、自分の半生に想いを馳せる。わたしがここまでに成し遂げたもの、何かあったかしら……。思い惑い人生の苦みを抱えながら彼らは温泉地へと向かう。「温泉ソムリエマスター」でもある作者が描く、温泉愛に満ち満ちた、六つの極楽小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

おひとり様限定の温泉バスツアーで出逢った彼女の教え。
娘に免許返納を迫られる後期高齢者のドライブ旅。
44歳になっても母親の呪縛から逃れられないひとり娘の旅路。
亡き妻との思い出の秘湯へ息子家族と旅する初老の男。
自分が生きてきた半世紀に想いを馳せる、50歳女ひとり旅。
婚約者と訣別し、南の島で再出発を試みる若者に訪れた奇跡。
年齢も性別も境遇も違う主人公たちが、思い惑い人生の苦みを抱えながら温泉地へと向かう。
その湯は強ばった心さえ解く力がある。
心が溶け、身体が伸び、皮膚も骨も神経も筋肉も、自分を構成するすべてのものに湯が染み込んで、なんだか生まれ変わったような気がする。

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2025/09/05
最初の派遣が終わり無職の女性が参加したバスツアー、これが一番好き。男性の飲み友達ばかりで女性の友人がいない歯科医が、しみじみ同性の友人を作りなさい、と伝えるシーンがいい。さっぱりした付き合いができる男友達がいる自分だと思ってるが、周りの男友達は自分に対して実はとても気を使ってる事に30歳過ぎて気づいた、と。温泉を通して過去を振り返り前に進む、みんないい人生を歩んでる。

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2025年09月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ほっこりする内容かと思ったがなかなか人間味がある作品だった


自分は、心配する側でなく、こんなにも、される側にいるのだと。

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2025年08月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

温泉に癒される6人の短編集。ひとりで行くのも良し、家族で行くのも良し、温泉の楽しみ方はそれぞれ。サウナのシーンは読んでいるこちらまで整った。あーすっきり!

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2025年06月22日

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