あらすじ
【アレフガルド、創造の刻――。】
アロス達は蜃気楼の塔を通し、かつての勇者アルトとゾーマの姿を目撃する。精霊ルビスによる予知の通り、無事に邪神を退けた二人だったが、闇の感情が溢れ出したゾーマが驚きの行動に出る…。一方、新たな大地を創造したティーエ、世界樹の再建を目指すサバト、犠牲となったアルスの魂を救うため冥界へ向かうタオ、各々が世界の平和のために動き出す。魂無きまま蘇りし大魔王を止める術は見つかるのか――。導かれし者達の物語、第三十三幕――――。
(C)2019 Kamui Fujiwara (C)2019 Takashi Umemura (C) 2004 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.
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Posted by ブクログ
メインは精霊ルビスとゾーマの因縁について。
この巻でちらほら出てくる2人の過去話。
読んでると、ゾーマが悪いというよりは、ルビスがどっちつかずの態度をとったせいで、アルトへの嫉妬と憎しみが増して魔王に~ってな感じですね。
破壊神シドーとか、のちの大神官ハーゴン様みたいな方も出てますが、そんなのどうでもいいという展開に……。
ゾーマの心はルビスもわかっているらしく、この巻でようやく復活を果たしてゾーマとご対面してますが、2人の過去を知ったアロスたちが2人のことをさんざん非難しているというシュールな展開に少し笑いそうになった。自分たちが信じた精霊がこんな奴だったとは……とは失望しないんですかね、みなさん。どっちにしろ、ゾーマは完全復活してしまったので、倒すほかないんですけど。そのせいでタオ爺さんはなくなってしまったというのに。こんな自分勝手な精霊いるよりタオ導師がいたほうが何倍もいいよ、ホント(が、タオがこうして今までいられたのはルビスのおかげなんだけど……
ゾーマとの最終決戦地は、アレフガルドより向こうの世界、つまりDQ2の世界になるらしいです。
しかしめっちゃ強すぎるゾーマにどうやって立ち向かえっていうんだ……もう修行してる余裕もなさそうだぞ?
結局アルト以外の勇者の血筋はどっから来たのかわからずじまいでしたね。そのうちわかるのかな?
ちなみに、ゾーマに胸を貫かれたアニスがいつの間にか復活して何事もなくみんなと混じってるシーンに驚いたのは自分だけじゃないはず……。
せめて、「軟気功やっとけ!」「ベホマだベホマ(誰が使うんだろう?)」とか1コマぐらいフォローがあればよかったのに。